知床にも秘湯がいくつか存在する。
(5)熊の湯
知床横断道路の羅臼側にあるいで湯。車を停めて川を渡ったところにあり、残念ながら(?)混浴ではないが源泉かけ流しで24時間無料の露天風呂がある。
地元の人が共同で管理しており、僕が行った時も、それこそ熊のようなおじさん達が入浴客をからかいながら入っていた。
毎朝5時から地元の愛好家が清掃をしているという。
硫黄泉で泉質は良く、白濁。かなり熱いが、埋めると怒られるので、配慮が必要。
(6)岩尾別温泉
知床の奥地、羅臼岳登山口そばにあるホテル 地の涯(ちのはて)が管理運営する混浴、無料の露天風呂。
早朝に行ったお陰か入浴客はいなかった。坂に連なった三つと、離れた場所にある小さな一つの浴槽がある。
ミミズが沈んでいた以外は清潔、適温で気持ち良く、透明なお湯。
温泉のそばを大きな牡鹿が全身ずぶ濡れで歩いていたが、まさか入浴していたのだろうか。
※写真
(7)残念 カムイワッカ湯の滝
これぞ秘湯中の秘湯。お湯が滝になっているカムイワッカ湯の滝だが、マイカー乗り入れ規制と、落石による立ち入り禁止のために入浴ができなくなってしまっていた。
水深2メートルの滝壺に入浴、ペーパーが高く目や傷口にしみると聞いて、かなり期待を膨らませていたのだが...
知床からの帰り、斜里の佐々木さんからの情報で、羅臼まわりで中標津の「川北温泉」に寄ることにした。
(8)川北温泉
ミルクロードと呼ばれる、地平線まで直線道路が続く道をひたすら走る。酪農が大規模に展開されているため、草原と遠くに見える山の景色が非日本的で楽しい。
農道から舗装されていない林道に入り、5キロ山奥に入ったところに温泉があるようだ。
本当にこんな所に?と驚くほど。秘湯巡礼の旅をしめくくるのに最高だ。
温泉に着くと、ライダーなど男性2人の先客。旅の話など聞く。もともとあった旅館が廃業し、浴槽のみ残ったそうだ。泉質は硫黄の白濁、飲むと塩辛い。これは効きそうだ。かなりお勧め。
(9)番外編 雌阿寒温泉再び
どうしてもあのお湯が忘れられず、ちょっと無理して立ち寄った。
3件あるうち、前回は1番安い野中温泉本館200円にしたのだが、ここだけ露天風呂がないと後から聞き、今回は野中温泉別館350円を選んだ。
たしかに露天風呂はあるものの、なんだかお湯が薄い。あの、むせるほど強烈なインパクトのあるお湯ではない...。
期待はずれで、すぐ上がってしまった。もっとも、最初からここに来ていたら、このように再訪することはなかったろうから、本館のほうが素晴らしいことも再確認できたし、この順番で良かったんだと思う。