Since 2008.05.28
アイリッシュフルート

「縁 -enishi- 」のダウンロード販売が開始されました。詳しくは特設サイトにて。



★Susatoのティン&ロウ・ホイッスルを入荷しました。
⇒こちら


★京都の民族楽器小泉で
4月から新講座スタート!
ちらし↓をクリック!



詳しくはこちら

サンプル
メールアドレス





笛博バナー
10年9月18日~開催!神戸の笛の祭典です。

アイリッシュフルート&ティンホイッスル・ブック
楽器の研究を紹介する別サイトです。
| Index |
2010年9月
地球管弦楽の理想
2010年9月30日 23:24

笛博の後20日は、伊丹市のいたみホールにて、コンサート「地球管弦楽」を開催。

僕と共同の主催者であるフィドル奏者の大森ヒデノリさんとは長い間、舞台でご一緒させていただいています。

大森さんは民族音楽系の弦楽器を集めたコンサート"Stringroove"を毎年数回主催されていて、いつか笛博と一緒に何かできれば・・・と語り合っていたのですが、この度、いたみホールとの共催という形で実現することができました。タイトルは僕の命名です。

伊丹ホールには街角のお店や路上を舞台に生演奏で街を活性化させる「オトラク」や「まちかどバル」といったイベントを仕掛ける若手のプロデューサーがいらっしゃり、その方が僕達の企画に乗って下さったのです。

今回は実験的に、大勢の奏者を集めて、様々な音楽を共演で繋ぎながら地球をぐるっと一週し、最後は大合奏をするというシナリオでプログラムを組みました。

何しろ20数名の出演者、しかも関西、関東に別れていますので、中には本番当日に初めて会う人や、本番にしかリハが出来ないという曲もありましたから、本当に挑戦でした。

大森さん自身は笛博と同じ日程に「かわちながの音楽祭」のプロデュースを担当されていたので、僕と同じく本当に忙しかったことと思います。

出演者が多いために、集客数上限の200人を動員しなければ赤字という中で当日はなんと230名の集客、お陰様で黒字を達成しました。コンサートは2時間の予定が4時間近くにもなる長丁場でしたが、それでも一人一人、楽器のお話をして頂く時間も取れないほどの濃密さでした。

そして、フィナーレは多久潤一朗さん作曲の「地球管弦楽」の上演。

笛博のコンサートが人類の地理的、時間的な営みを「笛」という切り口で俯瞰する壮大な試みだとすると、地球管弦楽は、まさに21世紀の日本でしか鳴り響かない、日本人による世界の音楽の表現だと思います。

あの舞台で、様々な背景を持った楽器が一堂に会し鳴り響くという状況だけで鳥肌が立つのに、多久さんの楽曲のすばらしさが一層感動を引き立てていました。僕など、感極まり泣きそうになって困ったものです。目の前のお客様は泣いていました。

最後の全員での共演は、どこかの地域の民族音楽に偏ってはいけない、しかし、既存の曲では全員が共演することなど困難だ・・・。多久さんに相談したところ、二つ返事で作曲を引き受けてくださったのです。

まだ会ったことのない奏者の、見たこともない楽器のことを考えながら32枚にもなるスコアを書くことの労力たるや計り知れないものがありますが、多久さんは僕を信頼して、気持ちに応えて下さったのです。

あの仕事は多久さん以外には誰にも出来るものではありませんでした。本当に感謝しています!

地球管弦楽は、大森さんによるとアコースティック音楽による大きな野外フェスに育てていきたいのだそうです。笛博とは異なるコンセプトです、僕も大森さんと同じ夢を描き、笛博と機会を合わせて関東の奏者にも協力して頂きながら、今後も企画して行きます。

笛博の夢は、もう一つの大きな夢を生み出しました。

万笛博覧会の理想(2)
2010年9月29日 07:40
昨日はコンサートのことを書きましたので、レッスンについても触れることにします。

先日のレッスンのアンケートを読むと、実技の講座で、「難しくて全然ついていけなかった」という声もいくつか寄せられました。おそらく、笛を始めたばかりの方や、指遣いが分からない方、音が鳴らせない方からのご意見だと思います。いきなり曲の練習となると、難しいことは僕もよく承知しています。

初回~数回目までの万笛博覧会では、僕のレッスンでは指使いからレッスンをしていたのですが、毎年それでは発展がありませんし、この日のために高度なレッスンを期待してご来場下さった方にはご満足頂くことができません。音の鳴らし方、指遣いなどについては、どの笛にもある程度共通の部分がありますので、そこは省略してしまって、やはりそれぞれの講師にしか習えない、専門的な内容に特化すべきだと思っています。

一人の講師に与えられたレッスン時間は80分だけなので、濃縮されたエッセンスを受講者の方がお持ち帰り頂き、その後の1年間の宿題として頂く、または、ここで受けた「ついていけない悔しさ」をバネに、もっともっと興味を持って頂くことができれば成功と思います。マーケティングの本に、「すべての人を満足させることはできない、すべての人を満足させようとすると、誰もが満足できなくなるのだ」ということを読んだことがあります。

もちろん、初心者の方を見捨てるということではありません。無料の入門講座をもっと充実させて、音の鳴らし方講座のほかに、6孔笛を使った簡単な曲の練習や、運指、タンギング、呼吸法などのテーマで開講すると、もっと間口が広がるかと思います。

この点、昨日のコンサートの話しに通じますが、僕は万笛博覧会ではスタンダードを設定すべきではないと思っています。クラシック音楽で言われている腹式呼吸、お腹の支え、音程や強弱の処理などは、他の音楽とは全く違う場合があります。演奏姿勢ひとつとっても、立って吹く音楽、椅子に座って吹く音楽、床に座って吹く音楽と、まったく違うのです。入門講座では、いろいろな演奏スタイルを紹介し、受講生が選択することになろうかと思います。答えが一つじゃないって、面白いですよ。

こんなシーンがありました。「合奏体験講座」の時間に、講師の方々が集まり、音程やリズムの合わせ方について色々な意見が出ましたが、中には講師同士でまったく違うことを言っていました。これも、議論をしても仕方のないことなので、答えを出さないままにしました。

アイルランドでは、笛をギネスビールに浸すと良い音になる、と信じている人たちがいたそうです。これを間違いだと議論しても、しょうがないことです。僕は、そういう文化があっても面白いと思うのです。

そういう点に、多文化の面白さがあるのではないでしょうか。

万笛博覧会の理想
2010年9月26日 08:27
今回の万笛博覧会で、これまでと変わったことの一つに、コンサートやレッスンの売上の集計方法があります。

第二回目では、1人の講師に1時間の出演枠をあて、別々のコンサートが連続して開催されるシステムにしました。お客様も毎回コンサートが終わるごとに退場して頂き、またチケットをお求め頂いて入場...を繰り返していたので、入退場に時間がかかり、不評でした。

それ以降は、毎回の退場は無しにしましたが、ひきつづき各講師への来場人数をカウントして、謝礼の計算の根拠にしました。レッスンも同様に人数をカウントしました。

万笛博覧会としては機会を提供するにとどめて、結果(報酬)については、参加する講師の努力次第、とすることで、積極的に関わって欲しかったのです。多く宣伝して集客した講師ほど謝礼が増える仕組みを作ることで、個々人の努力が全体の盛り上がりにつながるようにしたかったのです。

ところが、それではティン・ホイッスルやリコーダーのように認知度が高く人気のある講座と、そうではない講座との差が広がりすぎてしまいました。また、関西に基盤のある講師とそうではない講師にも不公平感が生まれました。

そこで今回は、全体の売上金を、講師の参加や貢献の度合いから、私が判断してお支払いする仕組みに変えました。ひとつのバンドのような連帯感を作りたいと思いました。事実、例年の講師の方々はここで旧知の講師と再会することを喜びあい、そこには競うなどという発想は微塵も感じられません。

コンサートを4時間すべて一つの枠として、個別の講師の集客人数はカウントしませんでした。レッスンはカウントしましたが、査定の参考にとどめる程度にしました。無料講座や参加日数なども考慮して、私情をはさまずに、費やして下さった労力や時間に対して公平になるようにお支払いすることにしました。バランス感覚が難しいのですが・・・。

万笛博覧会には、様々な個性を持った講師が集まります。

エンターテイメントのタイプもいれば、求道的な人や、寡黙な研究者タイプもいる。華々しくてテクニックがあり、人気がある奏者につい注目が集まりますが、一見地味な演奏や人柄にも、じっくり耳を傾けてみると独自の世界観を持って、引きこまれるものがある。

声が大きい人が勝ち、お客様を笑わせ、圧倒した人が勝ち、ではなく、色々な魅力がそれぞれに光っている万笛博覧会でありたい。舞台芸術と、生活の中での音楽とでは目指しているものが全然違うのだから。お互いの違いを認め合い、尊重し、学び合う場にしたい。だから、文化をもって「競う」「比べる」という発想を無くしたい。その講師の人柄、考え方、音楽への姿勢を評価してもらいたい。

グローバル化とは、アメリカの大衆文化に世界を取りこむものだとの批判があるならば、万笛博覧会はその対極を行きたい。それぞれの講師の最も魅力的な部分を引きだし、自然な姿で味わえる環境を提供したいと思っています。

地球管弦楽では、違う音楽ジャンルが共演するコンセプトでしたが、万笛博覧会では必要がないと思っています。

今回の催しとは全く別のお話の中で、インドの笛バーンスリーの太郎さんが言いました。

「全く違う音楽を掛け合わせると、それぞれが素晴らしくても、時として寿司にカレーをかけるようなことになってしまう。」

僕もまったくその通りだと考えています。

それぞれを尊重するからこそ、万笛博覧会では無理な共演は設定しません。

そんな中でも、津軽の佐藤さんとアンデスの岡田さん、古楽の前田さんと中世の近藤さんのコラボや、僕と太郎さん、石田さんとの共演など、奏者の自主的な交流から生まれたものであれば、良い結果を生むのではと思っています。

普段のコンサートでは一般のお客様向けにアレンジしたり、分かりにくい部分を省略したりすることがあるのかもしれませんが、万笛博覧会には根っからの音楽好きなハイレベルなお客様が集いますから、その奏者のありのままの姿でも、充分コンサートが成立します。

つまり、音楽を通して、演奏者の生き方や考え方を見つめるコンサートでもあるのです。

万笛博覧会の楽しみ方
2010年9月25日 05:23
笛博の楽しみは、なんといっても「出会い」そして「学び」。

知らない文化と出会い、興味を持ち、どんどん吸収する。
初めて参加した方は、世界が変わった、と言う方が多いです。

これまで一つのジャンルで一生懸命に頑張って来た方は、他のジャンルの人たちの全く違う考え方に驚いたり、逆に、違うジャンルの人が、同じようなことを考えていたりするのに共感し、音楽への認識が変わる体験をすることでしょう。

関西という土地柄が良いのだと、誰かが言いました。
東京であれば、自分の音楽ジャンルだけにしか興味がない人が多いので、こういう企画は成立しにくいかもしれない。それに、お金を払ってサービスを受け取る文化が定着してしまって、それ以上の交流が生まれにくい、とも。本当でしょうか?
講師の半分以上が関東の方になった今、東京での開催もありだと思っています。

笛博は、レッスンやコンサートに参加するだけではその醍醐味を味わえないと思います。泊まりがけで講師と寝食をともにし、打ち上げに参加したり、ボランティアとして内側から関わることで、よりインパクトのある体験ができるのです。

「出会い」を大切にしたイベントですが、いまや「再会」を楽しみにしてくれる参加者が大勢います。日本各地から参加者が集まりますので、ここで年に1回会うことが人生のリズムになっているような方もいます。主催者として、嬉しい限りです。

何事も、人なのだと思います。

ここで出会った人が、このイベントの印象を決めます。
笛博には、講師も参加者も、僕が自信を持ってお勧めする、愛すべき笛バカ達が揃っています。
よき人に出会うこと、それが笛博の最大の楽しみ方ではないでしょうか。

CoCo壱番屋イエロー・エンジェルとのご縁
2010年9月24日 10:21
万笛博覧会から、もう1週間経つなんて!

7日前の今頃、ボランティアの方々と会場の設営をしていたなんて、
ちょっと信じられません。

月曜日に地球管弦楽が終わったかと思うと、火曜日に姫路で講演、木曜日に福岡で教室とライブ、金曜日に名古屋で教室後に西宮でライブ、そして今からまた名古屋でコンサート...余韻を楽しむ間もなく、駆け回っています。

昨日、名古屋でCoCo壱番屋の運営するNPO法人イエロー・エンジェルの加藤さんにお会いしてきました。イエロー・エンジェルは、音楽の普及に貢献するための文化基金です。

春先に万笛博覧会への助成金申請をし、書類では数十万円を申請しました。おもに講師への謝礼に充てる予定でした。

面接の結果、支援を決定して下さったのですが、加藤さんは収支予測報告書をみて、「助成金は毎年出るわけではないし、最初から助成金をあてにしていては継続ができませんから、できるだけ自力で頑張って下さいね」と念を押しました。

当日まで動員人数はわかりませんから、リスクを回避するために事前に多くの協賛金を集めなさい、ということを意味しています。

例年なら僕が協賛候補の企業やお店に直接伺い、協力をお願いするのですが、自分の活動が余りに忙しく、これまでの協賛先に郵送でお願いすることで済ませてしまいました。結果は3社、数万円。

これを見て、加藤さんに手厳しい忠告を頂きました。

「協賛金と言っても、これでは話にならないですよ、はたお君に頼まれたら10万円でも20万円でも出すよ、と言われるくらいじゃないと。それに、社会的なムーブメントになるくらい、盛り上げていかないといけませんよ。」

一人で企画も営業もこなすのは無理だと言われました。その上演奏やレッスンもするなんて。

多くの人に支えられつつも、一人で引っ張ってきた万笛博覧会ですが、限界を意識しました。

僕は悔しさをこらえながら言いました。

「確かに僕の努力不足でした。それなのに助成金に頼ろうなどというのは甘えです。今からできるだけのことをしますので、力を出し切った上で万が一、大赤字で窮地に陥った時は相談します」

それかrも相変わらず多忙でしたが、例年の宣伝先などを頼り、できることをしました。正直、100%エネルギーを注げたかと言うと、それは難しかったのですが...。

チケットレスのシステムなので問い合わせもあまりなく、mixiで講師の紹介も載せましたが、反響が全くなく、手ごたえを感じられませんでした。なんとか注目を集めたい一心で焦っていました。

開催当日となりふたを開けてみると、講座は盛況、コンサートは満員、物販の売上も素晴らしく、初日のうちに初期コストをクリア、黒字ベースに転換しました。まだ収支報告が出来ていませんが、講師への謝礼も少ないなりにもちゃんとお支払いできる金額となりました。

ネット上で始まった万笛博覧会ですが、今や、ネットを越えた注目を集めているのではないかと認識を改めました。

昨日、加藤さんに報告に行きました。

「あの時、喝を入れて頂いたお陰で最後の踏ん張りが効きました。僕に足りないのはチームプレーだと自覚でき、ご指摘頂けて良かったです。これからは人に慕われるチームリーダ-を目指します。」

加藤さんは努力を認めて頂き、「今回の一件であなたの人柄がよく分かりましたから、2012年の開催の際には、必ず支援をします」と、本当にありがたい言葉を頂きました。

結果的に0円のお金も動かなかったのですが、宗次さん、加藤さんとの出会いがどれほどの学びをもたらしたか、測り知れません。

出会いに感謝しています。

姫路~福岡~名古屋
2010年9月23日 05:32
万笛博覧会が終わったかと思えば、行きつき暇もなく、動き回っています。

火曜日は、10月のディックさんのコンサートのための学習会として、姫路労音さんの幹部に講演に参りました。2時間の中で、ライブもティン・ホイッスルの体験レッスンもし、想いのたけをつたえることができました。

木曜(今日)は、5時置きで、始発の飛行機で福岡へ。3か月ぶりのレッスンに参ります。

明日は、名古屋で教室のあと、西宮のカプリシカでライブ。

土曜日は名古屋でコンサート・・・

と、相変わらず日本を走り回っていますが、元気に乗り切ります。そんなわけで、万笛博覧会のレポートはもうちょっとかかりそうです。

行ってきます!

いよいよ万笛博覧会!
2010年9月17日 10:51
いよいよ万笛博覧会です!

今朝の産経新聞に写真つきで記事が載ったようです。
どしどし、ご参加下さい!素晴らしい体験があなたを待っています!

-------------------------

18(土)、19日(日)に六甲にて、世界の笛による音楽祭「万笛博覧会」を開催します。

国内プロ奏者によるレッスンや、毎日4時間ものコンサートで、笛の魅力をたっぷりお楽み頂きます。
また、20日(月・祝)には伊丹ホールにて、万笛講師に世界の様々な弦楽器奏者を加えた計20数名のコンサート「地球管弦楽」があります。

日時:2010年9月18日(土)19日(日)前日からの宿泊での参加も可能です。

場所:神戸市六甲 「神戸学生青年センター」

料金:コンサート(1日券 3000円、2日券 5000円)
   レッスン(1回券 2000円、1日券 6000円)

詳しくは http://banteki.com/ をご覧下さい。

石田 秀幸 カヴァル、ネイ講師 (小アジア~東欧音楽)
近藤 治夫 中世の笛講師 (ヨーロッパ音楽)
佐藤ぶん太。青森県津軽地方の笛講師
多久 潤一朗 モダンフルート講師 (現代音楽)
寺原 太郎 バーンスリー講師 (北インド古典音楽)
hatao   アイリッシュ・フルート、ティン・ホイッスル講師(ケルト音楽)
福谷 一美 クリスタルフルート奏者、OBAKA笛奏者
鷲沢 徹志  笛子、洞簫講師 (中国能楽)
楊 雪元  笛子、排簫、吐良、葫芦絲、巴烏、口笛 等の中国笛講師
橋詰 智章  リコーダー、オカリナ講師
橋本 仁  ケーナ、サンポーニャ講師 (南米アンデス音楽)
岡田 浩安 サンポーニャ、ケーナ講師 (南米アンデス音楽)
前田りり子 古楽のフルート

ゲスト:エリザベート・ヴァートン  ノルウェーのバグパイプ奏者

月20日「地球管弦楽」

9月20日(月・祝)は、伊丹ホールにて、ジャンルと大陸を超え、総勢20名超の屈指の
実力派たちが繰り広げる管/弦楽器の祭典「地球管弦楽」を開催。
終演後、参加者との交流会パーティも予定しています。

内容については、こちらをご覧ください。

【日時】2010年9月20日14時開演

【会場】いたみホール 中ホール(兵庫県伊丹市)
 〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目1-3
 072-778-8788

【チケット】前売3,000円/当日3,500円

【チケット取り扱い】いたみホール、伊丹アイフォニックホールなど。
     万笛博覧会でも取り扱しています。

<< 表面 >>

<< 裏面 >>



地球管弦楽 プログラムを発表します!
2010年9月16日 08:52
20日(月)のいたみホールでコンサート「地球管弦楽」のお知らせです。

「ジャンルと大陸を超え、総勢20名超の屈指の実力派たちが繰り広げる管/弦楽器の祭典」ということで、様々なジャンルの素晴らしい演奏者たちがそれぞれ共演をしながら、世界の音楽を一周するようなコンサートになります。

これほどまでの大がかりなコンサートはめったに見られるものではないですよ。しかも、たっぷり2時間半。終演後には、演奏者との打ち上げも予定しています。どうぞ、お楽しみに!

プログラムをご紹介します。

1・Zoë Cansdale of Hartburn
 イングリッシュ・パイパー Dick Hensoldさんの作品。
 アイリッシュ・フルートのhatao、フィドルの大森ヒデノルをフィーチャ-。
 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦楽編成を含む、オープニングに
 ふさわしい壮大な室内楽風のケルト音楽です。

 作曲者のサイトで、スコアおよび音源をダウンロードできます。
 http://www.dickhensold.com/sheetmusic.php

2・ジョセフィンのワルツ(G)
 スウェーデンの美しいワルツ。京都の北欧音楽バンド「Drakskip」と、
 クリスタル・フルートの福谷一美さんがフィーチャーされます。
 透明感のあるクリスタル・フルートの音色をお楽しみ下さい。

3・おばあさんの婚礼ポルスカ〜ドブロジア
 スウェーデンの3拍子の舞曲ポルスカと、東欧の9拍子の舞曲との
 融合。後半からカヴァルの石田秀幸、サズの石田みかをフィーチャー。

4・ブルガリア伝統音楽
 上記2名と、ブルガリア人ガドゥルカ奏者ヨルダン・クラシミロフ・
 マルコフ、ガイダ奏者の大野慎矢をフィーチャー。
 本格的なブルガリア音楽を演奏。

5・カンティガ 116番 〜 サルタレッロ
 ルネサンス舞曲。東欧音楽のメンバーを残しつつ、中世バグパイプの
 近藤治夫をフィーチャー。ルネサンス時代の文化の混合を表現します。

6・グリーンスリーヴス
 リコーダーの橋詰智章、 リュートの小出智子、ガンバの上田牧子を
 中心に、本格的な古楽合奏をお楽しみ頂きます。

7・オリャンタイ
 19世紀ペルーのオペレッタの主題曲。古楽の弦楽器を残しつつ
 ケーナの橋本仁と岡田浩安をフィーチャー、古楽スタイルでの
 ペルー音楽に挑戦します。

8・恋のヤラビ
 上記の橋本・岡田による、ケーナ2重奏。伝統的なアンデスの
 響きです。

9・君の影になりたい(Dm)
 ラテンギターの山田恵範をフィーチャー。火を吹くような情熱的な
 ギターをお楽しみ下さい。

10・ひまわり ~ 鐘突き鳥(F)
 アルパの増永雅子をフィーチャー。軽快で華麗な南米パラグアイの
 ハープ。これまでの出演者も絡み、賑やかに前半を閉じます。

休憩(10分)

第2部 開演

1・おばか笛 演奏
 どんなものでも楽器にしてしまうOBAKA笛のパフォーマンス。
 何が飛び出すかお楽しみ。

2・ラーガ(インプロヴィゼーション)
 バーンスリーの寺原太郎、シタールの田中峰彦をフィーチャー。
 本格的なインドの即興演奏を繰り広げます。

3・お気に入りのサイクリングコース
 田中のオリジナル。底抜けに楽しいソロのかけあいもあります。

4・愛蓮
 田中のオリジナル。二胡奏者・鳴尾牧子をフィーチャー。

5・青蔵高原 ~ 時の翼
 中国の伝統音楽、そしてジクール・アンサンブルのオリジナル曲。

6・チャルダッシュ
 ジプシー風のクラシック曲です。
 オカリナの橋詰、二胡の鳴尾がソロを取り合い、超絶技巧を披露。

7・ギターセッション
 ギター2名と、三味線の岡崎泰正をフィーチャー。
 和風な曲でセッションを繰り広げます。

8・多久 潤一朗 独奏
 革新的なフルート奏者・多久潤一朗のソロ・パフォーマンス。
 フルートからこんな音が出るなんて!フルートでここまでできるの!
 と新鮮な驚きをお楽しみください。

9・Ivory Horo
 hatao作曲。ブルガリア風変拍子の曲で、これまでの出演者の
 多数による合奏です。
 
10・多久 潤一朗 オリジナル曲
 フィナーレ。この日のこのメンバーのためだけに作曲された、36枚もの
 スコアを多久潤一朗さんが書き下ろしました。
 地球の色々な地域の楽器、音楽が、オーケストラ編成によって
 どのような響きを奏でるのか、どうぞご期待下さい。


チラシ表
http://banteki.com/poster/omote.jpg

チラシ裏
http://banteki.com/poster/ura.jpg

【日時】2010年9月20日14時開演

【会場】いたみホール 中ホール(兵庫県伊丹市)
 〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目1-3
 072-778-8788

【チケット】前売3,000円/当日3,500円 

【チケット取り扱い】いたみホール、伊丹アイフォニックホールなど。
万笛博覧会の受付でも販売しています。

進化する万笛博覧会
2010年9月15日 07:25
毎年の万笛博覧会のチラシを眺めていて、去年は1日だけの開催だったことを思いだしました。津軽の笛のぶん太、さんが初めて来て下さって、みんなでハネで、打ち上げで大いに盛り上がって、翌日は六甲山牧場に行ったのでした。なんだか3日間くらいに感じる、密度の濃さでした(笑)

一昨年2008年は3日間の開催で、3日目は早めにイベントを切り上げて、打ち上げしたのでした。これも楽しかったなー。多久さんが初めて参加した時でした。この年から、アコーディオンカーテンをコンサートの緞帳かわりに利用しはじめたのでした。

3年前の2007年は、金曜日(平日)の晩からコンサートをはじめて、尺八の安田さんが出演下さったのですが、平日のコンサートは会社員の方などが参加しにくく、この年だけにしてしまいました。

毎年、スケジュールや演出を試行錯誤している万笛博覧会。

今年は、その集大成とも言える年です。チケットやボランティアの動き方など、色々な仕組みが出来、よりスムーズに、楽しくイベントが進行できるはず。

毎年参加下さる方、遠方から参加下さる方。続々と申し込みが入っています。
本当に、わくわくしてきました。

昨日、産経新聞のインタビューにお答えしたコメントを載せます。

「色々な文化の笛が集い、音楽の多様さ、奥深さを存分にお楽しみできる、
かっこうの機会です。
笛を通じて、未知の文化や人と出会う感動や喜びを提供できれば嬉しいです。」

皆様のご来場を、楽しみにお待ちしています!

P1010077.JPG


講師特集の最後に...自己紹介
2010年9月14日 08:03
講師特集の最後に、僕の紹介をします。

19世紀モデルの木のフルート「アイリッシュ・フルート」と、金属の縦笛「ティン・ホイッスル」を演奏、ケルトの音楽の笛奏者として関西を拠点に全国で演奏活動しています。

日本ではケルト音楽=アイルランド音楽 に等しいのですが、僕は他にもスコットランドやイングランド、ブルターニュ、ウェールズなどのケルトの土地を自分で旅をして、素敵な曲の発掘と、フルートでのレパートリー開拓につとめています。

去年にティン・ホイッスルの教則本を執筆し、教育にも力を入れています。
演奏家としては、来年ソロ・アルバムの発表を予定しており、熊野古道への旅の中でインスピレーションを受けたオリジナル曲を中心に収録する予定です。

僕は昔から、ジャズや古楽、邦楽、世界の音楽に興味がありました。笛を吹くようになってからは、世界の色々な笛のことを調べたり、聴いたりするのが面白くて、日本で活動している演奏者にも積極的にアプローチしてきました。

mixiを始めた時、それぞれの音楽のコミュや、それぞれの楽器のコミュはあるのに、どうして「笛」でまとまったコミュがないんだろう?それな ら、作っちゃえ、というのが「笛まにあ。」を始めたきっかけでした。笛吹き同士、分かり会えることがたくさんあるし、お互いの刺激にもなると思ったんです ね。

初めてみると、たろうさんやひでさん、ZUMEさんをはじめ、多くのプロ奏者の方がきさくに投稿して下さり、これなら、みんなで会う機会を作ろう、でも、プロの方に来て頂くのだから、イベントにしちゃって、交通費くらいはお出ししよう、というのが万笛博覧会の始まりです。

というのは表向きで、実際のところは、僕自身がじかにいろんな笛を見たかった。でも、一人ひとり会いにいくよりは、いっそ、来て頂こう!という個人的な動機です。
それが予想以上に反響を呼び、しかも交通費以上の売り上げも出すことができ、何より自分自身もとっても充実した時間、素敵な出会い、学びを得ることができたのです。

と、つい、笛博の話になってしまいました(笑)

笛博では僕は一講師という立ち場を取っていますので、講座やコンサートも手を抜きません。だって、他の講師がすごいんだから!

去年は1日だけの開催で、遠方から来場の講師を優先したかったのでアイリッシュのコンサートは無かったのですが、今年はしっかりやりますよ。

【レッスン】 19日(日)11:30~@会議室A

初級と中級の2つに分けて練習します。

初級講座では、ゆっくりな短い曲を、装飾音や歌いまわしをつけて吹く練習。
中級講座では、ケルト伝統のダンス音楽に挑戦!
リールやジグを、装飾をつけながらノリを出して 演奏、1本の笛でも踊れる
音楽を目指します。D調の楽器であれば種類は問いません。
貸出用のティン・ホイッスルもあります。

【コンサート】 18日(土)17:30~@ホール

伝統的なケルトの笛の演奏法を駆使して、アイルランドや
スコットランドなどの伝統曲、 オリジナル曲を演奏します。

共演:上原 奈未(ピアノ。

詳しくは、万笛博覧会ホームページにて。

http://banteki.com/

僕からの推薦コメントです。

人類普遍の価値を目指して

世界の笛が出会い、ともに学び、音楽の喜びを分かち合う ── 万笛博覧会のテーマです。
私の音楽的な好奇心からスタートした万笛博覧会は、思わぬ化学反応を引き起こしました。
人と人との出会い、異文化の出会い。私にすら、予想もしなかったことでした。

本イベントには、半年を準備期間に費やし、多くのスタッフのご協力によって支えられています。営利を目的とはしていませんので、続けることは決して楽なことではありません。それにも関らず多くの方に支持され、継続をすることができている理由は、この博覧会に参加した全員が、毎回新たな「出会い」そして「成長」を経験するからです。それは、他の何事にも代え難く、人間にとって大切なことなのです。

文学、スポーツ、芸術...人間の営みは高度に発展すると、人類共通の普遍的な価値を持つようになります。「笛」という限定された小さなテーマですが、普遍的な価値を得るまで成長をさせていきたいと考えています。

講師も、参加者も、出展者も皆が楽しみにしている季節がもうすぐやってきます。

万笛博覧会プロデューサー/ケルトの笛演奏家 hatao (畑山 智明 )

中国 江南の音楽 鷲沢 徹志さん
2010年9月13日 18:18
中国笛のレッスンでは、 鷲沢 徹志さんが講師を担当。

鷲沢さんは、中国・江南地方の伝統音楽を演奏します。この音楽の特徴は、色々な楽器が即興を交えて会話するように音楽を楽しむこと。

レッスン&無料コンサートで、伝統に接して見て下さい!

【レッスン】 19日(日)15:30~@会議室A

中国の代表的な横笛(曲笛・ホウ笛)、縦笛(洞簫)の特徴や歴史、笛膜の貼り方、 数字譜の読み方を紹介。
D 調の曲笛(最低音A の中音横笛)で、音の出し方、江南地方の笛の演奏技巧を練習します。 貸ホウ笛・曲笛)出楽器もあります。聴講も可能。

協力講師:奥田八代以(

※ホウ=「木邦」の字。

【コンサート】 19日(日)13:00~@ホール (無料です)
グループ名:小江南曲社(しょうこうなんきょくしゃ)
 楽器(メンバー(予定)):笛子・鼓板(奥田 八代以)
洞簫・笛子・中阮(鷲沢徹志)
二胡(村田 順一)
楊琴(吉澤 英知)
                       
 曲目(予定) 中花六板(江南絲竹)
紫竹調(江南絲竹)
歓楽歌(江南絲竹) など

 内容:中国江南地方の伝統を色濃く残し、笛子・洞簫・二胡・楊琴などの民族楽器で演奏される「江南絲竹」(こうなんしちく)。今も上海の茶館な どでは、テーブルを囲んで、お茶や会話を楽しみながら、まったりと演奏されてます。そんな「江南絲竹」の雰囲気を味わってください。

1人万笛博覧会!?中国の笛 楊雪元さん
2010年9月12日 20:16
中国出身の笛奏者、楊雪元さんをご紹介します。

楊雪元さんは、中国で各種の笛を学び、京都芸大へ進学、声楽を学びました。現在は笛奏者およびテノール歌手として、活動の幅を広げています。

映像、右が楊雪元さん。



万笛博覧会には第一回目から参加。第一回目の企画を考えていた2006年の1月に、コンサートで拝見し、その場でスカウトをさせて頂きました。僕は中国の笛には長い間興味を持って、色々と調べてきましたが、ここまで演奏が出来る人に会ったことは初めてでしたから、楊雪元さんの演奏には本当にびっくりしました。それから5年経った今でも、また今年、台湾で様々な笛奏者を見てきた中でも、やはり楊雪元さんが一番なのでした。僕の目は正しかった!!

それもそのはず、楊雪元さんは去年、本場中国でのコンクールで、笛の最優秀賞を受賞したのですから。そのような講師に恵まれて、つくづく万笛博覧会はラッキーでした。

楊雪元さんは、中国の横笛「笛子」のみならず、排簫、吐良、葫芦絲、巴烏、口笛など中国各地の民族笛を演奏します。まるで一人万笛博覧会。しかも、どれも卓越した技術で、かつ誰もが楽しめるエンターテイメントに仕上げてしまうのだからすごい。楊さんのステージには、和まされ、笑わされ、励まされ、驚かされ、ドキドキさせられる。まるで、感情の魔術師のように、アピールしてきます。

自宅では、洋服ダンスに笛がごろごろしまってある楊さん。負けず嫌いで、笛の超絶技巧で勝負をしかけてくる楊さん。そんなお茶目な楊さんは、万笛博覧会の人気者です。

【コンサート】 18日(土)17:30~@ホール
様々な種類の中国笛で、日本で親しまれている曲や中国の伝統曲を演奏します。

伴奏:北村 麻也子(ピアノ)



クリスタル&OBAKA笛奏者の福谷 一美さん
2010年9月11日 04:57
クリスタルフルート/おばか笛の福谷一美さんをご紹介します。

クリスタルフルートって、ご存知ですか?
工芸品のように美しい透明なガラスの横笛です。 なんと、ティン・ホイッスルやアイリッシュ・フルート、中国の笛子と 全く同じく、6つの指孔が空いています。
お知り合いになった頃は、僕の演奏するアイリッシュ・フルートとの楽器や演奏法の共通点の多さにびっくりしたものです。

こちらで音色を聴くことができます。

http://crystalflutes.at.infoseek.co.jp/s.html

福谷さんは本来モダン・フルート奏者として活動をしてこられましたが、あるときクリスタルフルートの存在を知るに至り、以後国内初の専門家として、様々なレパートリーを開拓してきました。シンプルなガラスの笛で、バロック、クラシック、ポップスなどを演奏します。

クリスタル・フルートは通販カタログでインテリア小物として売っているのだそうですがそれでは余りに可哀そう!ぜひ、福谷さんが演奏する、本来の姿を見て下さい。

福谷さんは、今年の万笛博覧会の隠れ仕掛け人もあり、色々なプログラムに積極的に関わって下さっています。

さて、万笛博覧会には、お顔がよく似た別のキャラクターも登場します。

その名も「尾場株恵」。音楽上のパートナーで、フエ作りが趣味の水道屋「布越九郎」と二人で、生活雑貨を笛にしてしまうパフォーマンスを披露して います。なんと、万笛博覧会でしか見られないそうです。さらに2007年には「佳代」「加菜子」を加えた「尾場カルテット」が誕生。
万笛博覧会で異色の抱腹絶倒、驚天動地のショウです。

尚、福谷一美さんと尾場株恵は同一人物ではありません。

【レッスン】 19日(日)14:00~@会議室A
◆笛作り講座 手作りの笛で夜のコンサートに出演しましょう♪作るのも吹くのもとっても簡単!ハサミをご持参下さい。
◆無料笛作り相談室 笛にしてみたい物をご持参下さい。設計のご相談を承ります。

【コンサート】
18日(土)13:00~@ホール
抱腹絶倒のOBAKA笛による、無料ランチタイム・コンサート。

18日(土)17:30~@ホール
透き通った姿と音色で様々なジャンルのメロディをお楽しみください。
共演者:北村 麻也子(ピアノ)


福谷さんから、推薦メッセージを頂いています。

フエで祭をするのは原始時代からのヒトの本能なのでしょうか。万笛博覧会はとにかく楽しいのです。
世界には、こんなに色んな音楽があるのかと驚き、でも皆同じように泣いたり笑ったりするのだなと感心し、みんなで目を輝かす。不思議で楽しい出会いの時間を、今年もできるだけ多くの方々と分かち合いたいと思っています。

クリスタルフルート/OBAKA 笛講師 福谷 一美

魂のケーナ 橋本 仁さん
2010年9月10日 20:34
橋本さんは、日本を代表するアンデス音楽バンド「MAYA」のリーダー。おもにケーナを吹き、また、弦楽器やパーカッションなど、岡田さんと同じく、色々な楽器を演奏する。岡田さんと橋本さんの2人がそろえば、かなりヴァリエーションが豊かなコンサートが出来るはずだ。



そんな色々な楽器を演奏する橋本さんだけど、僕が一番魅力に感じるのはやっぱりケーナ。絞り上げるような、お腹の底から鳴っているような音色。切なく、力強く、優しい・・・橋本さんのお人柄そのものを感じる。

音楽については、アンデスに限らず非常に博識で、僕とは古楽ファンということでも意気投合。20日のコンサートでは、僕のプロデュースで、古楽(リュート、ガンバ)との共演のシーンも用意させて頂いた。とっても楽しみだ。

万笛博覧会の会場である六甲にお住まいで、コンサートでは、「サザエさんの『いくらちゃん』のモノマネ」などというネタで会場を底冷えさせるお茶目なところも魅力。このネタ、とても気に入っているようで、毎年披露なさっています。

橋本さんのレッスン、コンサートはこちら!

【レッスン】 18日(土)11:30~@会議室A
歴史的背景や音の出し方、歌いまわしなどをレクチャー。
ケーナ、サンポーニャともにG調を使用、貸出し楽器あり。


【コンサート】 19日(日)17:30~@ホール
ケーナ、サンポーニャを中心にアンデス諸国に伝わる様々な笛を演奏。


詳しくは、笛博ホームページにて。

http://banteki.com/index.html

橋本さんから、推薦メッセージを頂いています。


万笛博覧会に想う
人は全く理不尽な理由を以って人を差別します。皮革や食肉を扱う人達をケガレと見なし、遊芸や行商の人々を蔑み、外国人を警戒し、障害者や病人、女子、老人等を劣った者として社会は差別してきました。

音曲を行って食を得る人達は、定住者から「河原者」、「ほかひびと」等と呼ばれ、日本では古来より「非人」として常に被差別の対象として扱われて来ました。非定住者を差別するその愚かな習性は、音楽を生業とする西洋のロマの人達への差別にも見られる様に、古今東西同質の人権のテーマでもあります。

'74年にアンデスの笛に魅せられた私は、'87年にプロ奏者へ転向した当初、夢の実現の為にわがままを許してもらう代わりに、私は社会に於いて様々な場面での差別を多く受けるだろう事を覚悟しました。

そして私は、人を差別する体制側の人間よりも、むしろ差別される側に身を置きたいと考える様になりました。マイノリティーな弱者の方へ身を置いた方が、虐げる者よりもよほど心が晴れやかだろうと思ったからです。

万笛博覧会に集う人達には、私と同様の時間の経過を持つ人達が多く集います。敬服に値する勇気のある人達。卓越した技と情熱を持ちながら、さりげない人間味あふれる仲間。竹や木に穴を開けた玩具を携えた「フエフキビト」が一同に会し、愛する世界を伝授し合い、互いを高め、宴を設け、参加者全員が崇高な遊びの時間を享受します。

「万笛」は、単なるアカデミックな音楽イベントの枠を越え、まさにそれはブランド志向の対極にある価値観を提示し、差別の否定、そして無国籍こそ真のグローバルではないかという問いを発信する場でもあるのです。

万笛と私のケーナ人生との幸運な時間の巡り合わせ、そしてそこへ集う皆様に心より感謝を致します。

ケーナ奏者 橋本 仁

オカリナ、リコーダーのイメージを覆す 橋詰智章さん
2010年9月 9日 04:10
リコーダー/オカリナ奏者の橋詰智章さんをご紹介します!
まずは、オカリナ・デュオ「揺」(YURA)の演奏をお聴きください。



橋詰さんは、僕と同じ兵庫県尼崎市在住。イニシャルが僕と同じT・Hで、かつ、名前の音も同じ「ともあき」、しかも奥様の旧姓がウチと一緒という、偶然の重なりに妙なご縁を感じずにはいられません。橋詰さんとも実は結構ながいお付き合いで、万笛博覧会には第二回目からご参加頂いています。

相愛大学音楽学部器楽学科古楽器(リコーダー)専攻卒業。もともとはリコーダー奏者として活動を始められ、僕と同じくらい幅広く笛好きで、オカリナはもちろんのこと横笛のトラヴェルソ(バロック・フルート)、アイリッシュ・フルート、ティン・ホイッスルなど幅広く演奏されます。
ご本人いわく、「指の数以上に押さえる孔がある笛は無理!」とのことで、10孔までの笛のスペシャリスト!?ティン・ホイッスルでアイリッシュの教室もなさっているのですが、万笛博覧会では僕が担当させて頂いています。

リコーダーといえば小学校の教育楽器、オカリナといえば癒しの音色というイメージですが、橋詰さんはそれを覆すような演奏テクニックで幅広いレパートリーを演奏されます。リコーダーではルネサンス時代の曲からボサノバなど現代曲まで、オカリナではジプシー風のヴァイオリン曲「チャルダッシュ」で超絶技巧を披露します。楽器の機能を極めて高く引き出し、音楽性豊かに演奏するコンサートは、圧巻、見事につきます。

指導にも力を入れていらっしゃるので、多くのファンがつくのも納得ですね!

橋詰さんのレッスン/コンサートはこちら。

【レッスン】 
◆リコーダー 18日(土)14:00~@会議室A
小学生から大人まで、リコーダーを持って集合!
楽器サイズは問いません。テナーやバスをお持ちの方は大歓迎!
大小様々な楽器を使ったリコーダーアンサンブルを楽しみます。

◆オカリナ 19日(日)14:00~@会議室A
大小のオカリナを使ったアンサンブルを体験しましょう。
楽器はお手持ちのC管、F管の楽器をご持参ください。
大きい楽器も歓迎します!

【コンサート】
◆リコーダー 18日(土)17:30~@ホール
リコーダーが最も華やいだルネサンス、バロック時代に書かれた多声音楽や、 リコーダーのためのコンソート曲を中心に演奏します。
◇出演/リコーダー:橋詰智章 村田佳生 白木絵美

◆オカリナ 19日(日)17:30~@ホール
日本の美しい歌、ヨーロッパの民謡やクラシック音楽など集めて、
オカリナデュオとギターで演奏します。
◇出演/オカリナ:揺-YURA-(橋詰智章&斎藤智枝) ギター:岡崎泰正



詳しくは、笛博ホームページにて。

http://banteki.com/index.html

橋詰さんから、推薦メッセージを頂いています。

外国から伝わってきた笛類の中で、一番よく知られている笛が「リコーダー」(縦笛)ではないでしょうか。

しかしこの楽器が、約300 年前にヨーロッパの宮廷や貴族の間で持て囃されてきたという事実は、残念ながら殆ど知られていません。また、陶器で作られた土笛「オカリナ」は古そうに見えますが、まだ発明されてからたった160 年と歴史の浅い楽器です。

現在、日本で最も人気がある笛、と言っても過言ではない「リコーダー」や「オカリナ」は、息を吹き込めば誰でも音が鳴らせる単純な構造ですが、当然のことながら他の笛同様に、芸術楽器としての高い能力を持ち合わせた、素晴らしい楽器です。

万笛博覧会には第2 回から参加しています。
「笛の達人」の集う万笛博覧会は、文化も歴史も違う、笛の音色や技術を目の当たりにし、互いの演奏を見聞きし、お互いの芸術性や想像力、緊張感を高め合っています。
勿論!参加されたお客様が満足されないわけがありません。この万笛博覧会を、もっと広く、大勢の方々に賛同して頂けることを心から願ってやみません。

リコーダー、オカリナ講師 橋詰智章

即興の美 インド音楽の笛 寺原太郎さん
2010年9月 8日 21:49
万笛博覧会の初期メンバーの1人、インドの竹笛・バーンスリーを演奏する寺原太郎さんをご紹介します。以下、普段僕がしているように、たろうさんと呼ばせてもらいます。

インドの笛?と想像もつかないことと思いますので、まずはどんな音色か、お聴きください。



僕とたろうさんとの出会いは、笛博講師の中では最も古くて、もう10年以上も前。僕が大学生だったころです。当時僕は、ケーナでアンデス音楽を演奏しながら、世界のいろいろな音楽に興味を持って、旺盛にライブやCDを聴いていました。中でも心を捉えたのは、インド音楽。CDをお店で見て、1曲が50分などと、ものすごく長いので、これはどんな曲なんだろう!?と思ったのです。それが即興演奏だと知り、ますます興味が出てきました。

それから、京都でシタールのライブを聴きに行き(余談ですが、この時聴いたシタール奏者が田中峰彦さん。台湾ツアーのメンバーで、地球管弦楽の共演者でもあります)、やがてバーンスリーのたろうさんのライブを今はなき神戸のカレー店「あしゅん」で聴きました。当時たろうさんは関西にお住まいでした。

以後、関東に引っ越されてからもネットでのお付き合いが続きました。mixiでは笛まにあコミュの創立時にずいぶんと盛り上げて下さり、万笛博覧会の企画は、たろうさんのライブを関西で聴きたいから、というのが最も大きな、個人的な理由でした。

たろうさんは今ではめったに関西にいらっしゃらないので、笛博を通じてたろうさんを関西の皆さんにご紹介できる喜びを感じています。

僕の思い入れが余りに強いことを語るエピソードがあります。一昨年の笛博のコンサートで、トリをつとめたたろうさん。時間を気にせず演奏して頂きたかったので主催者判断で時計を隠して、結果的には時間をオーバーしてしまいましたが、本当に素晴らしい演奏を楽しませて頂きました。

たろうさん自身も色々な音楽や楽器への興味、好奇心が強く、子供のように食いついてきて、楽しむ姿は笛博の理想そのもの。今年も、そんなたろうさんを見るのが楽しみです。

インド音楽は即興の芸術で、ラーガと呼ばれる、一定の規則に従って演奏をしますが、前知識がなくても、説明を聴かなくても、見ているだけで引き込まれ、魅力にとりつかれることでしょう。ぜひ、経験してみてください!

たろうさんのレッスン、コンサートはこちらです。

【レッスン】 18日(土)11:30~@会議室D
季節や時間によって変わるインドの旋律。ラーガによる微妙な陰影と音階の違いを体験して みてください。貸出楽器もあります。

【コンサート】 19日(日)17:30~@ホール
笛の音が誘うラーガの景色。タブラの繰り出す魔術的リズム。
即興の大伽藍、インド古典音楽の緻密で壮大な世界をお楽しみください。

詳しくは、笛博ホームページにて。

http://banteki.com/index.html



たろうさんから、推薦メッセージを頂いています。

世界中に笛はある。およそ竹の自生する地域に暮らし笛を吹かない民族はいない。竹がなければ
木をくり抜き、貝や角や骨を使い、粘土を捏ね、人間は笛を作ってきた。笛はなぜこんなにも人を
魅了するのか。どうしてハーメルンの笛吹きの後を子供たちはついていくのか。その答がここにある。

世界各地にそれぞれの笛があり、あらゆる民族は独自の歌や音楽をもっている。それらが一堂に会し、お互いの演奏を聴き、講習会を受け、時にはお互いの楽器を交換しあったり、参加者もまじえて笛談義に花を咲かせる、そんなありそうでなかった企画が、5年前から行なわれているこの万笛博覧会である。

これほどの内容をコンスタントに、そしてひろく一般向けに行なわれている企画は、世界中見渡してみても例はないのではないかと思う。この類い稀なる企画にぜひご賛同ください。これは日本音
楽史に残る有意義なイベントです!

インドの横笛バーンスリー奏者 寺原太郎

モダンフルートのパイオニア・多久潤一朗さん
2010年9月 7日 13:11
今回初登場!!

モダンフルートの新境地を開拓、フルート界の注目の的となっている笛の貴公子 多久潤一朗さんをご紹介します!

まずは演奏をご覧ください。


すごいですよね!
いったい、何がどうなっているのか信じられません。

多久さんは、マグナムトリオというフルート3人のユニットで活躍。その常識破りのパフォーマンス、エンターテイメント性でフルート界を騒然とさせています。なんと、今年はイギリスのフルート奏者トレヴァー・ワイに招かれて、アメリカのフェスティバルに出演なさいました。
これから日本を背負って立つフルート奏者になることは間違いないです。

多久さんは、一昨年の僕の東京のコンサートに来てくださり、フルートを吹く方だということは伺いました。その数ヶ月後の笛博には泊りがけで参加してくださいました。しばらく普通の参加者としておとなしく過ごされ、最終日の打ち上げでその仮面を脱いだのです!

打ち上げではお酒も入り、なんとなくみんな演奏を披露する雰囲気に。多久さんに演奏をお願いすると、特殊奏法のオンパレードで、しかも爆笑を誘うものばかり。どうしてこんな音が出るんだろう!?驚くやら、感動するやら、僕はおなかをよじらせて笑い転げました。
この瞬間、この方に講師をお願いしよう!と思ったのでした。その時は、多久さんがどれほど有名な奏者か、存じなかったのです。

多久さんはクラシック音楽ご出身ですが、新たな奏法の可能性を民族音楽にも求めており、笛博は大いに刺激になったようです。笛博で知った奏法をヒントに新たな曲ができたようでした。講師をお願いをすると、笛博のためならと快く引き受けてくださいました。本当に、笛博の講師は良い方ばかりで...うれしいです。

こんな方から直接、特殊奏法の指導を受けたり、コンサートをソロで、間近で見る機会、本当に貴重ですよ!!

モダンフルート奏者はもちろん、あらゆる笛吹き、音楽好きに来ていただきたいです!!

【レッスン】 19日(日)10:00~@会議室A
聴いてビックリ見てビックリ。試してビックリ私の笛からこんな音が出るなんて!?フルート界の奇才多久潤一朗がお届けする笛の様々な「おもしろ奏法」。(種類は問いませんので、お好きな笛をお持ちください)レベルは問いません。貸し出し楽器はありません。

【コンサート】 19日(日)17:30~@ホール
民族音楽とエレクトロニカを融合させた多久潤一朗の世界。フルートの特殊奏法を駆使した超絶パフォーマンス。

詳しくは、笛博ホームページにて。

http://banteki.com/index.html


多久さんからの推薦コメントを頂いています。


この度は畑山智明氏主催の「万笛博覧会」を推薦いたします。

本企画はヨーロッパ、アジアから南米など様々な国の笛を演奏している日本のトッププレーヤー達を一同に集め、コンサート、レクチャー等を行う大変画期的なものです。

私もこの企画をインターネットで見つけた時はそれはとても興奮し、埼玉からこの企画の為だけに神戸へ向かいました。参加してみて得たものは計り知れません。今まで見たことも聞いたことも無く、名前も知らなかった

笛の音色に触れられる喜び。次から次へと繰り広げられる様々な国の伝統技法。そして自らその楽器を体験することが出来、私は終始このお祭りに夢中でした。

日本にはフルートフェスティバル、ピアノフェスティバルなど一つの楽器のための祭典は多々ありますが、一つの楽器の為のフェスティバルは、ただそ の楽器のアマチュア奏者の勉強会でしかありません。そして、この万笛博覧会ように多国籍、多ジャンル且つ、「笛」という共通項で結ばれている何とも絶妙な 企画を私は他に知りません。

音楽がインターナショナルなコミュニケーションツールであることを笛で感じることが出来るこの企画は、笛を演奏する者にとっては勿論の事、そうでない一聴衆にとっても人種、国籍の壁を越えた、人間の原点ともいえる部分で「繋がり」を感じることが出来るでしょう。
以上に述べた理由から、畑山智明氏主催の「万笛博覧会」を推薦いたします。

フルート奏者 多久潤一朗

津軽の音楽大使 佐藤ぶん太、さん
2010年9月 6日 19:41

去年笛博にゲスト講師として初登場し、ねぷたの踊りで会場を沸騰させた、津軽の笛奏者 佐藤ぶん太さんをご紹介します。

どんな演奏をなさるのか、とくとご覧あれ!





津軽地方で古くから信仰の対象となってきた霊峰・岩木山。

年に一回、岩木山神社へ参拝する神事のための囃子として登山囃子、下山囃子があります。たった数小節の短いメロディを何時間にもわたり演奏しながら、山を登るお神輿を囃します。

ぶん太さんはその囃子の腕を競う大会で6度も優勝した実力ある演奏家。若手演奏家が減っている近年、横笛の普及を通じて津軽の魅力を再認識し、津軽を盛り上げていこうという趣旨のもと、ぶん太さんの呼びかけにより横笛普及プロジェクトが発足しました。

http://blog.livedoor.jp/yokohuehukyuu/

ぶん太さんとの出会いは、僕が主催する笛奏者のためのmixiコミュニティ「笛まにあ」で、ぶん太さんが第一回目の旗揚げコンサート告知をして下さったことから。

普段はライブ告知にはあまりコメントをしない僕が、プロモーション・ビデオを見て感じるところがありコメントしたことがきっかけでした。

ぶん太さんは僕が主催する万笛博覧会に興味を持って下さり、津軽の若き演奏家たちに世界の笛を聴くことで視野を広げてほしいという想いから、去年、僕を青森へ招待くださりコンサートを企画して下さいました。

その折、津軽のさまざまな囃手との交流の機会を下さり、津軽人の郷土愛、信仰心に深く感動したのでした。

ぶん太さんは、まさに津軽の郷土愛の塊のような方で、豪快で茶目っ気があり、人を楽しませる天性のエンターテイナーであります。なのに、演奏はあくまでも真剣、高い精神性を感じるストイックでスピリチュアルなもの。まったく、魅力あふれる人です。

ぶん太さんのレッスン、コンサートはこちら!

【レッスン】 18日(土)10:00~@会議室A
津軽地方最高峰の囃子・登山囃子を地元の練習会そのままに再現し指導します。 10人分の貸出楽器があります。楽器貸出希望の場合のみ、事前にお申し込みください。 聴講のみも可能。

【コンサート】 18日(土)17:30~@ホール
津軽の祭囃子と津軽に伝わる独特の奏法で「青森への旅路」へご案内します。

詳しくは、笛博ホームページにて。

http://banteki.com/index.html

中世の不思議な笛の数々 近藤治夫さんのご紹介
2010年9月 5日 23:19
笛博初登場!
中世ヨーロッパの笛を操る近藤治夫さんをご紹介します。

中世というのは、日本で言う室町~戦国時代~江戸初期くらいの音楽!当時ヨーロッパでは、現代では姿を消してしまった、不思議な楽器が演奏されていました。

近藤治夫さんは、ジョングルール・ボン・ミュジシャンという古楽グループを率いて演奏活動をし、また、バグパイプ工房にて、楽器の復元・製作をしている、中世管楽器のエキスパートです。


ジョングルール・ボン・ミュジシャン
http://blog.livedoor.jp/rausch5145pfeife/

近藤治夫バグパイプ工房
http://page.freett.com/bagpipes/

近藤さんとの出会いは、去年の12月。自分のコンサートのために上京した折、休みの日に、西荻窪のビストロ・サンジャックでのコンサートに伺った時でした。ハンガリーのハーディ・ガーディとバグパイプという2人での演奏で、このような珍しい(失礼!?)音楽をなさる方がいるのかと驚くとともに、近藤さんの楽器への好奇心、愛情が感じられ、近藤さんが笛博にお越しになったら盛り上がるだろうなあと思い、即スカウト致しました。 

突然に声をかけられてさぞ驚かれたことと思いますが、快く引き受けてくださいました。

近藤さんは、バグパイプのほかにテイバー・パイプ(片手で演奏するリコーダーのような笛。もう片方の手で太鼓をたたく)やゲムスホルン(角笛)を演奏なさいます。講座では、中世の世俗音楽や楽器についてレクチャーしてくださるので、本当に興味深いです!

ここでニュースなのですが、古楽フルート奏者として有名で、フルートの変遷を紹介した「フルートの肖像」というご本の著者でもある、前田りり子さんが笛博にご参加されることになりました。
19日のコンサートでは、ルネサンス、ヴェルサイユ、バロックの各時代の楽器を使った短い実演もしてくださいます。

その日はフルートの多久潤一朗さんのコンサートもありますし、中世~近代~現代の奏者によるヨーロッパの音楽史をたどるコンサートにもなります。これは、本当にすごいことですよ!

近藤さんのレッスン、コンサートはこちらの日程です。

【レッスン】 18日(土)14:00~@スタジオ
中世・ルネサンスの様々な笛(ゲムスホルン、クルムホルン、ティバーパイプ、バグパイプ等)を解説し演奏します。楽器の歴史的なレクチャーになります。一部の楽器は試奏可。

【コンサート】 19日(日)17:30~@ホール
中世・ルネサンスの笛のもつ素朴で倍音豊かな音世界をお楽しみいただきます。心にしみいる静かな音色の笛、思わず踊り出したくなるような軽やかな笛など、「古楽器としての笛」の多彩な魅力を紹介します。

詳しくは、笛博ホームページにて!

http://banteki.com/index.html

岡田さんのサンポーニャの音色は必見、必聴
2010年9月 4日 21:54
日本を代表するフォルクローレ(南米アンデス音楽)バンド「MAYA」の結成当初からのメンバーで、弦楽器やパーカッションも演奏する岡田 浩安 さん。まずは、「パンフルート」とも呼ばれる、南米高地の笛サンポーニャの音色を聴いてほしい。

こんなにず太い、密度が高い音色は、なかなか出せるものではない。サンポーニャは横に並んだ一管
一管を、楽器を移動させながら吹くので、どうしてもメロディがつながらずに切れてしまう。それなのに、岡田さんのサンポーニャは切れて聞こえないのだ。どれほど正確で素早い楽器運びなんだろう!お腹に響く音色とは、まさにこのことだ。生でしか体験することができない。



岡田さんは、90~92年の間数度南米ボリビアを旅行し、現地のアーティストと共演、演奏活動を行った。 現地の奏法、雰囲気を尊重しつつも伝統 にとらわれない自由な音作りを得意とする。例えば、万笛博覧会でも、ループマシンという、演奏したフレーズを重ねていく機材を使って一人で演奏を披露して くださった。伝統に凝り固まった演奏者にはできない発想だ。

その活動は南米音楽にとどまらず、即興演奏やポップスとのコラボレーションなどにも及ぶ。また、北海道と東京の2箇所を拠点に、全国を忙しく活躍している現役トップのミュージシャンでもある。

万笛博覧会には第二回目から参加、期間中ずっと参加して頂き、他の講師とも積極的に交わり、刺激を受けてご本人も楽しんでいます。物腰柔らかで芯は太く、好奇心旺盛。そんな岡田さんの姿を、僕は理想の音楽家だと尊敬しています!

********** 岡田さんから推薦文を頂いています。 **********

私は長年(20年ほど)ケーナとかサンポーニャとかといったようないわゆるアンデスの笛の奏者として
活動してきました。長年の活動である程度自分の演奏している楽器についてはわかっているつもりでしたが万笛博覧会に参加させていただいたことによって「目線を変えた見方」ができ、いろいろな新たな発見があり今までやってきたことの再考察、再認識もできました。

さらに私たち奏者同士の情報交換などは特に重要でいままでその笛しか吹いていなかったら気づかされなかったとこも多々ありました。「万笛博覧会」は音楽のイベントであると同時に文化交流、さらには
「新しい何か」が生まれるかもしれない私たち笛吹きの夢が詰まった大変にドキドキ感のあるイベントです。

ケーナ/サンポーニャ講師 岡田浩安

*******************

岡田さんのレッスン、コンサートはコチラ!

【レッスン】 18日(土)11:30~@会議室A
歴史的背景や音の出し方、歌いまわしなどをレクチャー。
ケーナ、サンポーニャともにG調を使用、貸出し楽器あり。


【コンサート】 19日(日)17:30~@ホール
ケーナ、サンポーニャを中心にアンデス諸国に伝わる様々な笛を演奏。

詳しくは万笛博覧会 公式サイトで
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://banteki.com/


斜め笛って知っていますか? 石田秀幸さんをご紹介
2010年9月 3日 23:25
笛と言えば、リコーダーや尺八と言った縦笛、それからフルートや篠笛といった横笛に決まってるよね。それだけだと思っていた僕に全く新しいジャンル「斜め笛」の存在を教えてくれた、カヴァル奏者の石田秀幸さん。ひでさんと呼んでいます。

まずは、どんな演奏をするのか見てみてください。



口をすぼめて、笛を斜めから構えるんです。こういう笛は実は広く使われていて、特に中東~東ヨーロッパで盛んなようです。ブルガリアやトルコでは、羊飼いが吹く笛とされています。日本では本当に知られていないので、笛の世界には詳しい僕でも、斜め笛(特にカヴァル)の専門家はひでさんくらいしか知りません。

ひでさんは、大学在学中より、アンデスの笛ケーナの演奏を始め、民族音楽に出会ったそうです。1999年より、カヴァル、ネイなどの斜めに構える笛の魅力に惹かれ、03年9月より一年間、トルコのイスタンブールに滞在しました。トルコ、ブルガリア、マケドニアにて現地奏法を学び、04年9月に帰国。第一回目の万笛博覧会に参加下さったのはそれから間もないころでした。

京都・日吉町のメンバー限定の合宿施設で、単身ライブをして下さったひでさんは、お客さんに変拍子の難しい手拍子で伴奏を頼んで、マニアックさにますます盛り上がったのでした。第二回目からは、奥様のみかさんと一緒に参加しています。

ひでさんは、毎回お手製の塩ビカヴァルでレッスンをします。音を鳴らすのが非常に難しく、なかなか曲を演奏するまで至らないのですが、筒があればなんでも鳴らしたくなる笛まにあ。の心をくすぐる口座です。

s-P9150102.jpg

去年は、六甲牧場での参加者とのピクニックで、羊飼いの笛に本当に羊が寄ってくるのを見て、びっくりしました。

Image556.jpg

日本では滅多に聞けない斜め笛のコンサートは19日(日)17:30~@ホール、そして普段レッスンをしないひでさんの貴重なレッスンは19日(日)11:30~@会議室Dです。

ぜひ、ご参加くださいね~!

詳しくは万笛博覧会 公式サイトで
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://banteki.com/


********** ひでさんからの推薦コメントを頂いています *********

斜めに構えて吹く笛「カヴァル」の演奏家として、万笛博覧会には第一回目より参加させて頂いております。笛と言えば縦笛か横笛しかないだろうということが、我々日本人の常識ですが、世界は広し。西はモロッコから、中近東全域およびバルカン半島、イランに至るまで、笛といえば斜めに吹くモノなのです。

 斜めになれば当然構え方も、口の当て方もすべて変わりますので、全国の笛愛好家の集まる万笛博覧会においても、当初「なんだこりゃ、音が出ないぞ!」と、驚かれたものですが、鳴らぬからこそ鳴らしてみたくなるのが笛好きの本性というもの。会を重ねるにつれ、徐々に音を自分のものにしていく参加者も増えてきました。

 馴染みの薄い文化や世界でも、その笛を自ら吹くという体験は、文字や言葉で知ることとはまた別の、親しみから理解へと深まる道筋になります。万笛博覧会は、笛を通じて真の多文化共生を志向する、そんなイベントなのです。

カヴァル(東欧の笛)演奏家 石田秀幸








Itchy feet ・・・そゞろ神の物につきて
2010年9月 2日 19:33
マイミクで北海道在住のさらふぁいさんから、ポストカードが届いた。10月2日、札幌での小松崎健さんとのコンサートの案内をお送りしたお返事だ。

Image977.jpg

分厚くて上等な絵ハガキ・・・と思ったら、現像した写真に切手を貼って、裏にメッセージを書いて下さったのだった。そんな送り方もあるのか、粋なことをなさるなあ。

写真は、室蘭の地球岬で撮影したそうだ。調べてみると、室蘭市街地から近く、ここからは太平洋が見える。風の香や潮の音を感じられる写真。

近頃はレッスンで生徒さんに会うごとに、この夏の旅の話を聞くのが定番の会話だ。特に、礼文島に行った生徒さんの話は興味深かった。

終わりの決まっている旅は、旅に出たとたんに、終わった後のことを考えてしまう。終わりを決めない旅をしたのは、いつの頃?

島根のジョーさんは、これからウガンダに行くのだという。
目的も目的地も終わりも決めていない旅だ。

海を見ながら、旅人は、旅の感動を忘れかけた頃に、それを忘れまいとして、また旅に出るのではないか、という考えが浮かんできた。

Image960.jpg

写真は、島根の印象的な景色。

Image969.jpg



感謝、感激。言葉にならない。
2010年9月 1日 22:53
今月20日のコンサート 「地球管弦楽」まであと3週間。

世界各地の民族楽器を操る20数名もの凄腕奏者が日本各地から集まり、ひとつの舞台をつくるという、壮大なコンサートです。

それぞれの得意ジャンルの演奏はもちろん、異種音楽とのコラボレーションもあり、贅沢すぎて目が離せない2時間になりそうです。

中でも、目玉はフィナーレの奏者全員での合奏。何かの民族音楽に偏っては平等ではないので、どうしよう・・・と思案していたところ、作曲家/フルート奏者の多久潤一朗さんが作曲を引き受けて下さいました。

それぞれ個性的な民族楽器を使い、かつ、多久さんがお会いしたことがない奏者ばかりですから、本当に無理難題をお願いしてしまったものだと思います。

それにも関らず、今日のリハーサルに合わせて、楽譜を送って下さいました。なんと、体調を悪くされて、療養中という中で。

20枚ものスコアにずらっと並んだ楽器パートに書かれた一音一音を見ると、どんな想いで書いて下さったのか・・・と思わず感謝で涙が出ました。

そして、その名も「地球管弦楽」というタイトルにふさわしい、壮大で印象的な曲になりそうです。何しろ奏者全員が集まるのが本番当日なのですが、これは感動を呼ぶに違いない!と確信しています。

演奏者の技、想い、情熱を見に、ぜひともお越しください。

この一曲だけでも、充分価値があります。

チケットは、予約受付中です。

~~~..~~~..~~~..~~~..~~~..~~~..~~~

<万笛博覧会 × STRINGROOVE presents 地球管弦楽>

【日時】2010年9月20日(月・祝) 14:00開演(13:30開場)

【内容】アイリッシュ×北欧×東欧×ヨーロッパ古楽×
    南米×インド× 中国×コンテンポラリー・・・
    ジャンルと大陸を超え、総勢20名超の実力派たちが
    繰り広げる、管と弦楽器の祭典。

【出演】大森ヒデノリ hatao drakskip(榎本翔太、浦川裕介、野間友貴、渡辺庸介)  小出智子  橋詰智章 上田牧子 近藤治夫 石田秀幸 石田みか  多久潤一朗 岡崎泰正 重松涼子 鳴尾牧子 福谷一美 寺原太郎  田中峰彦  岡田浩安 橋本 仁 増永雅子 山田恵範 *順不同

【場所】いたみホール(伊丹市立文化会館)6階 中ホール
    兵庫県伊丹市宮ノ前1-1-3

【交通】阪急伊丹駅より北へ徒歩約3分、JR伊丹駅より西へ徒歩約8分

【チャージ】
 (全席自由)/前売り3,000円 当日3,500円

*チケットのお申し込み・会場に関するお問い合わせ
  ・伊丹アイフォニックホール 電話予約&窓口販売
      072-780-2110(9:00?22:00、水曜休館)
・いたみホール 窓口販売 兵庫県伊丹市宮ノ前1-1-3

*公演内容に関するお問い合わせ/株式会社ガーデンズ
   06-6195-9400 / omori@kcn.ne.jp

主催/地球管弦楽実行委員会
共催/財団法人伊丹市文化振興財団
制作協力/伊丹アイフォニックホール

寂しさという病
2010年9月 1日 05:01
昨日、たまたま立ち寄った書店で、僕と同い年のお坊さん、小池龍之介さんの「考えない練習」を立ち読み。

わずか一部分しか読んでいないけれど、現代人は誰もが寂しさという病を抱えており、寂しさを埋めるサービスが支持されているという一節に釘付け。

たとえば、携帯電話。いつも、すぐにでもつながっていられる安心感。そして、mixiに代表されるSNS。

もともとは面白くて役に立つ情報を発信するために生まれたブログだけど、普通の人はそう毎日、ネタが見つかるわけじゃない。そこで、自分の日常や気持ちを日記感覚で手軽に書けるmixiが普及した。

皆、自分を理解してほしい、認められたいと思っている。日記を書いては足跡をこまめにチェックして、コメントがあると喜び、何もコメントが付かないと社会から無視されたような気持ちになる。

自分の日記を読んでもらうには、他人の日記にコメントを残さなくてはいけないから、お義理で日記を読みに行って、本当には面白いと思わない記事にもせっせとコメントを残す。

SNSでは、そういう寂しさの心理が巧みに利用されているのだと喝破しています。

そのメカニズムを彼はこう説明しています。

「コメントがつかない不安」=苦痛が先に発生し、コメントがついた時にそれが癒されるので「快」と感じてしまう。しかしもともとがマイナスなので、それは本当の「快」ではないと。ジェットコースターに乗っている時、体は不安や恐怖を訴えている=苦痛なのに、それを楽しいと感じてしまうことと似ているのだそうだ。

それを「苦痛を快楽と勘違いさせるデータ変換のミスが起きている」と表現するのが面白い。さすがは僕と同世代。いかにも語り口が現代人である点に好感が持てる。

肥大した自我・自己愛を承認されたいという渇望。人一倍寂しがりな僕は、まさにこれだと指摘されているようです。

僕は、人の日記を読みに行ってコメントをしたり、それに返事をするのに日常が浸食されてきてしまったので、一切やめてしまいました。mixiには中毒性があります、怖いです。

人がどう思おうと我が道を行く、コメントがつこうがつかまいが、好きなことを習慣として書くと決めてからは、呪縛から解き放たれました。

それでも、自分の内面をさらけだして、誰かが共感してくれると嬉しいものです。やっぱり、寂しさを埋めようとしているのかもしれません。

反省。

Google

WWW を検索
irishflute.info を検索
RSSアイコンをiTuneのPostcastingにドラッグ&ドロップしてください。音楽がPCにダウンロードされます。

RSSアイコンを右クリックし、ショートカットのコピーをRSSリーダーに追加することで最新の情報をチェックできます。

 
 
Copyright &copy; 2006-2010 Irishflute.info. All Rights Reserved.