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アイリッシュフルート

    ★ 2月27日 hatao & 織田優子 コンサート「極夜と妖精の笛」@大阪タケヤマホール

    ⇒ 詳細はこちらにて

    ★ 名古屋で4月より、福岡で3,6,9,12月にレッスンを開講します。

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08年9月に行われるイベント・万笛博覧会のサイトです。

アイリッシュフルート&ティンホイッスル・ブック
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2009年12月
一年の締めくくり
2009年12月31日 21:01
年末の狂乱的な、かつ充実し毎日を書き綴ろうと日記を書いてきたけれど、最後の最後で風邪をひいてしまい、穴をあけたまま、新年を迎えることにします。2009年、本当に多くの人に助けられて、一年を終えることができました。僕の演奏を聴いて下さったお客様、生徒さん、商品を買ってくださった方、演奏させて頂いた場所や関係者の皆さま、ほか、僕を支えてくださった皆様。本当にありがとうございました。

一年の総括、というわけではありませんが、仕事とお金の話で締めることにします。

大晦日である今日は、ヴァイオリンの天澤さんのご自宅に食事に招待して頂きました。大変美味しいお料理を頂いて、デザートまで楽しみました。

天澤さんのお父さんは作家であり、お母さんはイラストレーターです。お二人ともフリーランスで、天澤さんは実家にいた頃から、春先になると確定申告を手伝っていたそうです。天澤さんご自身も、才能を生かして、好きなことを仕事をしています。

典型的なサラリーマン家庭に育った僕にとって、仕事とはお金を稼ぐことであり、すなわち従業員として誰かのもとで働いてお給料を得ることでした。親から言われたわけではないものの、「好きなことを仕事にしようなんて、甘えた考え方だ」、「仕事は頭下げてナンボだ」、「仕事は辛くて当然だ」、「音楽家なんて、まともな仕事じゃない」といった、仕事へのネガティブな考えに染まりきっていました。
それが今のように、自分の才能を活かして、人に喜ばれ感謝されながら、組織に属することも誰かに使われることもなく、好きなことをして生きられるなど、思いもしませんでした。本当に感謝しています。

音楽家になったのは、半ばやけっぱちでした。大卒後、アルバイトをしつつプロを目指して活動するも稼げず、諦めて会社員になるも仕事が辛くて続かきませんでした。自分はどう生きていったらいいのだという絶望の淵にあった時、どのみちダメなら好きなことをして生きよう!という諦観が、逆に才能を伸ばし、運を開いたのでした。それから5年が経ちました。

先日、小学校で公演をしたときに、小学生のみんなに「好きなことをたくさんして、才能を伸ばしてください」と伝えました。勉強やスポーツだけが才能ではない。人を楽しませることが好きならコメディアンでもいいし、絵が好きならデザイナーやイラストレーターという道もある。人と交わるのが苦手なら、フリーランスという生き方もある。僕は、みんなが自分の才能に気付き、それを生かした職業につけば、もっと社会が健全で皆が幸福になると信じています。

今年は、活動の幅も増え、質・量ともに充実した年でした。と同時に、自由時間の確保が課題となりました。音楽家にとっては、練習や学び、創作に費やす時間が、長く現役を続けていくためには一番大切です。今のスタイルでは、レッスンと演奏が増えれば増えるほど自由時間が無くなり、常に多忙な状態に追い込まれてしまいます。 「収入=消費した時間」である限り、経済的ゆとりと時間的余裕を両立させることは困難です。演奏やレッスンの単価を上げても、収入の増大には限界があります。

演奏活動は、お金にはなりづらいものです。東京ツアーも、先日の宝塚でのコンサートも、経費以上の売上は上がりましたが、か けた労力・時間をコストとして計算すると赤字です。しかし、コンサートは自分の成長のためにするものであり、お客様のためにするものです。ですから、コン サートを興業として考えて、そこから生活費を得ようとすると、しんどい思いをすることになります。演奏活動を安定して継続するには他の収入源を確保するこ とが必要になります。一方、レッスンはお金にはなりやすいですが、自分が常にいなくてはいけないので、増えすぎると時間に追われることになります。
殆どの演奏家は、その二つのバランスをうまく取ることが必要になります。

そこから脱するには、自分が時間をかけずとも収入が入る仕組みをつくり、不労所得から演奏活動のコストを得ることだと気付きました。音楽に関わることでは、CDや本などソフトの販売、著作権料と印税、音楽教室の経営、物品の販売などがあたります。もちろん、音楽にこだわる必要もありません。株や不動産収入だっていいのです。来年は、商品開発や投資も含め、その仕組みを作ることを実践していきます。

理想的な状況は、お金の多寡で仕事を選ぶ必要がないようになること、必要があるときにすぐに海外に滞在ができること、好きな場所に暮らし、お金のためだけでなく成長のために仕事をすること。つまり、経済的・時間的な自由を得ること。

僕の音楽仲間に、「自分が音楽をするのはお金儲けのためだ」とばっさり言った人がいました。当時の僕は「音楽家はお金儲けに走らず清貧であるほうが好ましい」という考えでしたので、軽いショックを受けました。今もお金は目的などとは当然思ってはいませんが、理想の状態を現実のものにする手段であると思っています。

僕の考え方は普通の「演奏家」とは、ずれていると思います。むしろ「起業家」であると思っています。方法は違えど、音楽を愛し、人が必要とするものを作りたいと言う気持ちは同じです。僕のようなアプローチが、後に続く人の励みになれば、とてもうれしく思います。

来年は、一層精進します、皆様、どうぞ宜しくお願いいたします!

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大晦日の月。お正月は満月になります。

シタール協奏曲
2009年12月23日 04:19
たまたまyou tubeで発見。
こんな曲が作られていたとは、知りませんでした。


インド人シタール奏者が作曲したとのことで、インド音楽としても
聞ける、なかなか稀有な作品だと思います。

東京へ(8)
2009年12月22日 02:41
話が前後してしまいますが、東京滞在の最終日、フルーティストの多久潤一朗さんのご自宅へ遊びに行きました。

多久さんは、ブログでもご紹介した「マグナムトリオ」の代表で、東京芸大を卒業後、ソリストとしてご活躍されています。去年の万笛博覧会に遊びに来てくださり、超絶的テクニックと現代奏法を駆使したパフォーマンスに驚愕&抱腹絶倒(?)し、一気にファンになってしまいました。多久さんの動画が配信されていますので、you tubeで「マグナムトリオ」と検索ください。すごいから。

最寄駅に着いて、荷物が余りに多かったので、郵便局から自宅に送りました。宛先を読んだ局員さんが、尼崎市の僕のご近所出身だと興奮気味に話しかけてくれました。これも引き寄せ?部屋に入って、「ここで数々の名曲が生まれているのですか~!」と感心していたら、「いえ、ファミレスで書いています」と。こけました。

男二人で料理に励んでいました。トムヤムクンと生春巻きとタコライス。

ツアーで何が困るって、それはいろいろありますが、食事には大いに困ります。外食と買い食いが中心になるので、野菜があまり取れないし、味付けが濃くて塩分取りすぎになってしまいます。そのせいで、口の中がいつもしょっぱく、喉が渇くという状態が続いていました。フルーティストには良くないですね。

それを知ってか知らずか、野菜大盛りのご飯は嬉しかったです。

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全く畑が違うフルーティスト同士、音楽的には本来は全く関係が無いといえば無いのですが、他のジャンルに興味が旺盛な僕たち。少しだけ笛を吹いて遊びました。ビートボックス奏法のヒントをもらえて、嬉しかったなあ。あ、昨日の日記に登場したアイリッシュ・フルーティスト「しゅうぞう」君とは、大学の同級生だったそうです。

多久さん、ありがとうございました!!

東京へ(7) サルガヴォのコンサート
2009年12月21日 10:16
東京最終日14日(月)は、江古田Buddyへコンサートを見に出かけました。
Salle Gaveauというタンゴ・バンドで、メンバーは鬼怒無月(g),喜多直毅(vn),佐藤芳明(acc),鳥越啓介(wb),林正樹(p) ※敬称略の5名です。

江古田駅すぐの地下2階。表の看板には、今日の出演は...という表示があり、老舗のジャズライブハウスといった雰囲気です。階段を降りると、広くて見通しのよい店内。開演20分前に会場に到着しました。

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客席をざっと見渡すと、6人がけテーブルが11、ステージ前のかぶりつきテーブルが2人×4、ボックス席が15人くらい、最大100人くらいの大 きなライブハウスです。ヨーロッパで見たライブハウスのように、ゆっくり音楽を聴くには最高の間取りです。スケジュールを見ると山下洋輔さんが演奏したり と、大御所が使うところのようです。いつか、やってみたい!

開演時間になってもまだ人が集まる。50人くらいだろうか。今晩のコンサートはどうやらタンゴらしい。ふむむ、初めてだ!

このバンドを聴くのは初めてでしたが、タンゴといっても前衛的で、ピアソラを進化させた未来の音楽。ところどころ、印象派のような淡いモチーフが 出ては、強烈なリズムが現れる。ミニマム的なフレーズの上で超絶的なソロを繰り広げたり、ベーシストだけがリフを繰り返すなか、全員がバラバラなことをや る崩壊寸前のきわどさがあったり。

一般に想像するタンゴではなく、ジャズ、ロック、現代音楽などの要素がちりばめられています。言葉で説明が難しいのですが、センスが抜群でした。全員の音楽的なレベルが非常に高く、どんなフレーズも音楽的に、さらりと弾けてしまうことにも感激しました。アイリッシュ系で、これほどのセンスとテクニックで演奏するバンドがあれば、世界にも通用するはず。サルガヴォは、フランスのツアーで大成功を収めたそうです。

鬼怒さんはロックヴァイオリニストの壷井さん、能管の一噌さんや僕の後輩のファド歌手・松田美緒とも演奏していたりと数々の異なるジャンルでハイレベルな演奏をしていますが、これほど色々とかけもちしていつつ、すべてに手を抜かず高品質なのが驚愕的です。

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ヴァイオリンの喜多さんは初めて見ました。動きや表情が別世界に行ってしまったようでした。演奏、良かったですよ!会場には、お客様としてサンジャックのオーナー、平林さんも来ていたのですが、サンジャックでも演奏しているそうです。

アコーディオンの佐藤さんは、エフェクターを駆使した超絶演奏をする人というイメージがあったのですが、想像していたよりもずっと普通の外見でした。今回は超絶系ではありませんでしたが、相当上手いです。

ピアノの林さんは、音色、和声感など素晴らしいかった。ギターとピアノの相性も抜群でした。

今回、一番感動したのはベースの鳥越さんです。ベースがあんなにカッコイイなんて。スタンドに立てたまま弾いていたのも、かっこよかったですよ!

月曜日の晩なのに、こんな素晴らしい演奏家が出演し、こんなにもお客さんが入っているなんて、東京はなんて良い街なのでしょう。大阪では考えられないことです。東京にとても惹かれています。

東京に引っ越すことはまだ考えていませんが、自分から仕事を作って、勉強のためにライブに通っていきたいと思うようになりました。ツアーでは、毎回多くの出会いがあり、たくさんの刺激を頂いています。皆様、ありがとうございました。


東京へ (6) サンジャックのコンサート
2009年12月20日 08:21
13日(日)は、西荻窪のレストラン「ビストロ・サンジャック」でのコンサート。去年の7月に行って以来の演奏です。去年はお店の入場者記録を塗り替えんばかりのお客様であふれかえりました。サンジャックは、小さいお店ですがグランドピアノがあるんです。毎日のようにコンサートがあり、東京のベテラン演奏家が出演する隠れ家的なお店です。

去年も2日公演だったのですが、ダンサーのTAKAさんに出演頂いた100席ほどの大きなレストラン楽屋(らくや)と、マイクを通さない親密な空間が魅力的なサンジャックとで、差別化をしました。今年は出演者ではなく内容で差別化を図ろうと、マルディグラはスコティッシュ特集、サンジャックはケルト音楽全般を扱うことにしました。

この日は午後2時からの開演だったので正午にお店入り、リハーサルも短くすぐに開場しました。お陰さまで、今年もあと少しで立ち見が出るほどの入場(といっても20数名)でした。懐かしい方々にもお会いできました。演奏内容は、アイルランド、スコットランド、イングランド、ウェールズ、マン島など広い地域からの選りすぐりのメロディ。ダンス曲が中心になるアイリッシュのみのコンサートに比べると、音楽的なヴァリエーションも広かったはずです。

今回のメンバーは僕以外は全員クラシック出身で、トラディショナル音楽を演奏しています。アイリッシュとトラディショナル音楽のスキルを合わせた質の高い演奏を目指しました。18世紀のスコットランドでは、クラシックもフォークも区別なく楽しんでいたそうです。そのような音楽性を身につけられればと考えています。"Bilingual(バイリンガル)"ならぬ"Bimusical(バイミュジカル)"ということですね。

コンサートには、サンポーニャの岡田さん、ギターの智詠さんも来て下さいました。智詠さんのお連れで、フルーティストのかわいらしい女性がピンクのヴァイオリンを持ってきていたので、一緒に撮らせてもらいました。

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東京のフルーティストの「しゅうぞう君」も来てくれました。笛談義に花が咲きました。

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打ち上げは1階のカフェで。すぐにセッションが始まりましたが、僕はレッスンに出かけなくてはならなかったので、ゆっくりできず残念でした。東京の皆さん、また遊んでくださいね!

NHK教育の番組
2009年12月19日 22:42
時々テレビをつけるとやっている「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」 の子役の福原遥さん。

誤解を恐れず言うなら、この可愛さは、奇跡だと思います。系統は全然違いますが、奇跡的、という意味でデビュー当時の広末涼子さんを彷彿とさせました。

この番組、誰が対象なんだろう? 小学生の女子なのでしょうが、同性には嫌われるタイプではないでしょうか。


http://www.trend-news.jp/entertainment/entry-402526.html

NHK教育で注目している番組は、「コミ☆トレ」です。

今の子はそこまで教えないといけないのかな、と思うくらい、コミュニケーションや人間関係のことを丁寧に子供に教える番組です。 ホームページを見ると、LDやADHDの子供への特別支援教育を目的としているそうです。 なるほど、そうだったんですね。

登場人物の「らん」がツボです。三枚目キャラで、巻物を使うときだけ美女に変身してしまうという可哀そうな役柄を、お笑い芸人の小森麻由さんが演じています。大阪弁丸出しのコテコテキャラですが、可愛いです。

こちらの「過去の放送」で番組を視聴できます。

http://www.nhk.or.jp/comtr/comtr.html

小森麻由さん、フルート吹くようです。ちなみに動画で笛を吹いている人ではありません。
鼻で笛・・・。これも何かの偶然なのでしょうか。

パイパーになる決意
2009年12月18日 00:26
(12月27日に書いています)

3泊4日の有馬温泉から戻ってきた、クリスマス・イブの朝。ポストに不在通知が入っていました。差出人はイングランド。「来た!」と直感しました。今年1月に、北イングランドのカーライルで、メーカー「エヴァンス・リチャード」さんの工房に伺って注文をした、ノーサンブリアン・スモールパイプス(NSP)が出来たのです。

封を開けてみると、美しい13キーのチャンター(メロディを演奏する管)と、5本ものドローン。赤いカバーがついたバッグ。ホイッスルと同じ、D調で、キーによって下のAまで出すことができます。

NSPについてはブログで何度かご紹介しましたので今回は割愛します。去年の夏からスコティッシュ・スモール・パイプ(SSP)を練習していたのですが、NSPのピュアな音色と、室内楽的な編成からトラッド編成での演奏まで幅広く対応できる機能性が、僕にぴったりだと思ったのです。しかもフル・クロマチック。

運のいいことに、ウェールズに住む友人で、NSP奏者でもあるジョン・マシューズさんが、28日までの数日間、京都に来ています。なんとか予定を調整してもらい、27日の宝塚でのコンサートのあと、へとへとの体で京都まで会いに行きました。

ジョンさんにNSPを見てもらったところ、最高の楽器だとの評価を頂きました。日本にはプレーヤーはいないけれど、これほどの楽器なら、独学でもどんどん上達するだろう、と。一方、挫折しかかっていたSSPを見てもらうと、フイゴやバッグが息漏れしており、リードにも問題があるので、すぐに修理が必要とのことでした。この楽器を練習していたら体を痛めるよ、とも。どうりで、SSPを吹いているとものすごく体力を奪われるわけです。NSPは驚くほど楽に演奏でき、SSPのようにフイゴを常に動かす必要もありません。SSPは修理に出し、当分はNSPに集中することにします。

バグパイプという楽器は、常に問題だらけです。リードは湿度と気温の変化にきわめて敏感で、消耗品ですから、自分で削ったり調整ができなくては、練習を継続することもままなりません。フイゴやバッグも、数年ごとに取り換えるような消耗品だそうです。おまけに音の強弱は付けられませんし、フルートのように音程や音色を自在に変えることができません。

アイリッシュやイングリッシュの大半の曲はティン・ホイッスル1本で吹けますし、他の楽器に比べてなんら遜色はありません。しかも、安く、メンテナンスも不要です。何もバグパイプでなければならない理由はないのです。

ダブルリードの音色が好きなのであれば、オーボエのほうがよほど表現自在です。循環呼吸をマスターすれば、バグパイプのように演奏することもできます。それでも、バグパイプが絶滅せず、今ますます人気が出ていること、自分がバグパイプにこれほど惹かれることは、僕には説明が不可能です。とにかく魅力的なのです。

ジョンさんは言います。
「パイパーになるのは、根気がいることなんだ。フルートやホイッスルのようにはいかない。何年もかかることは覚悟しなさい。君のミュージシャンシップが本物かどうか、試される楽器なんだ」。

必ずこの楽器の名手になるぞ!
意欲が湧いてきました。

来年10月にはアメリカより、NSPの世界的プレーヤーであるDick Hensoldさんを招きます。外国のミュージシャンを招聘するのは初めての経験です。それでも、僕が惚れ込んだプレーヤーなのです。音楽が素晴らしいことは折り紙つき。そして、もし公演がどんな結果になろうとも、Dickさんから学べることはお金では買えない一生ものの財産となり、僕にチャンスと富を運んでくれます。だからこそ、リスクなど最初から全く気になりません。

成長のためなら、地球の裏側にだって行く。ほれ込んだら、岩にかじりついてでもついていく。自伝を読んだマイルス・デイヴィスの気持ちが、今の自分と重なっています。

来月の台湾で、カナダのノヴァスコシアからやってくるアイリッシュ・フルート奏者のChris Normanさんや、パリからやってくる世界的なトラヴェルソ(バロック・フルート)奏者であるStephen Prestonさんのマスタークラスを受講することもまた、来年の最大の楽しみのひとつです。

働きすぎ
2009年12月17日 00:50
(12月27日に書いています。)

12月に入って、めまぐるしい毎日を過ごしています。大小数えてコンサートを月に20本くらいしています。レッスンも増えてきて、毎日ひっきりなしに生徒さんがやってきます。やるべきことと、したいことが山積していて、いつも大慌てです。

今日は、高松で大学時代のサークル仲間の結婚式がありました。お知らせをもらった時点ですでにコンサートの仕事が入っていたので、どうしても行くことがかないませんでした。全国から高松に集まった学友達と電話をして、寂しくなりました。

大物の芸能人が亡くなると、有名人が大勢お葬式に参列しますが、彼らはどうやって予定を開けているのでしょうか。もちろん暇であるはずがありません。仕事を調整してきているはずなのです。我々芸事を仕事としている人間は、自分以外の代わりがありません。時には誰かに代理を頼めるような仕事もありますが、自分の名前で告知してお客様にチケットを買って頂いている場合は、何があっても自分が舞台に立たなくてはいけないのです。

来年はすでに7割くらいの週末が埋まっています。福岡、名古屋での教室も始まり、旅仕事が今年以上に増える予定です。仕事の量も質もキャパシティ限界まで引き上げるつもりです。身近な人の大切な日があっても参列できないくらいの覚悟はしています。

どうして、こんなに忙しく頑張っているのだろう?

お金持ちになりたいから?

有名になりたいから?

実力を認められたいから?

それは否定はしません。欲や野心があることは、良いことです。

今生の人生の一番の目的は、自分にしかできない最高の経験をたくさん積み、人生を味わいつくすことです。すなわち、天から与えられた才能を存分に生かして人の役に立ち、学びと成長を続けて、幸福と愛情の中で生きることです。もう少しでこの狂ったような忙しさから一歩上の段階へと進めるような気がしているのです。人生で最高のものを実現するために、今日も気持ちを新たに舞台に立ちます。

東京へ...(5) 一噌さんトリビュート
2009年12月16日 07:57
マルディグラのお話しを続けます。ずっと憧れてきた一噌さんが見ている中で演奏するのは、本当に光栄なことです。不思議と緊張もせず、のびのびと演奏できました。

一噌さんは、ジャズ・サクソフォニストのローランド・カークに影響を受けてなのか、リコーダーを3本吹く奏法をします。循環呼吸で、1本はスタンドに立てて。その技を3年くらい前に拝見してから、僕も循環呼吸やホイッスル多重吹きをするようになりました。

そんな一噌さんに敬意を表するために、ホイッスル4本吹きをご披露しました。一噌さん、喜んでいらっしゃったようでした。さすがにリコーダーは4本までは吹いていまい・・・と思ったのですが、マネージャーさんによると、すでになさっているとのこと・・・。つぎは5本に挑戦か。

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お客様の一人、スコットランド音楽好きのKさんのコメントをご紹介します。バロックもお好きな方なので、今回の選曲はツボだったようですね。バロック的なものからパワフルなダンス曲まで、スコットランド音楽の色々な魅力を伝えることができれたのであれば、素敵です。

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今日のライヴ、とっても満足しました!有り難うございました。

本当に愉しいライヴでした。
アンサンブルの合わせかたが素晴らしく、hataoさんやフィドルの人が上声でのびのびと演奏できるように、チェロとピアノが本当に良く支えていて、hataoさんの笛も素晴らしく良く躍り、心地よく聴かせて頂きました。
hataoさん、バロックの表現が去年より格段に上手くなったね。特にオズワルドのソナタか組曲にあったフレンチクーラントを演奏された際の、本当にフレンチバロックの装飾とアーティキュレーションは感動的でした。
そして極めつけはLament for the death of Niel Gow's second wife!  勿論hataoさんの笛も素晴らしいのですが、ゴメン、この曲はチェロの星さんが秀逸でした。

あの出だし、下降音形でチェロが入って来たとき、泣きそうになった位です!

今日は私だけでも伺うことが出来て、これらの演奏を聴き漏らさずに済んで、本当にラッキーでした。

有り難うございました。是非、またお知らせ下さいませ。

東京へ...(4) マルディグラのコンサート
2009年12月15日 10:04
一噌さんのご自宅でのお話しを続けます。

この日、宗亮さんは、私たちのために特製の「レバーペースト」を仕込んできて下さいました。宗亮さんが仰るには、六本木の名門ワインバーが気に入ってお客様のために常備しているほどで、レバーが苦手な方でも美味しいと喜んでもらえるとのことです。

僕もお相伴にあずかりました。クリーミーで、臭みが全くない!こんなに美味しいのは初めて食べました。クラッカーにつけて頂くと、最高です。ところが、一噌家はご家族も含め皆さんレバーが苦手。ついに、召し上がっては貰えませんでした。他にサワークリームをポテチにつけて食べると美味しいと宗亮さんから進められ、これも絶品。ここにワインがないのが不思議でなりません。

そんな場面を写した一枚。

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笛がごろごろしているのは、いつものことですね。

一噌家から、星さんの車で自由が丘マルディグラへ移動。淳子さんに紹介頂いた、初めて演奏するお店です。会場は、地下階のこぢんまりしたスペース。30人も入ればいっぱいになりそうです。リハーサルを済ませ、ライブ開始。

40人ほどのお客様がいらっしゃり、立ち見寸前の大盛況。今夜はスコットランド音楽特集ということで、バロック期から現代までのスコットランドの音楽の魅力るプログラム。18世紀のJames Oswaldが作曲したSonata for Scots tunesや、四季のアリア、Neil Gowの曲など。チェロ、ピアノ、ヴァイオリンとの4人は、何も足しようがない、引きようがないアンサンブル。リールやジグなどの演奏もいわゆるアイリッシュバンドとは一線を画す音楽性を得ることができ、狙い通りでした。

アンコールには、一噌さんと宗亮さんも乱入くださいました!さらに、現代音楽フルーティストの多久潤一朗さんにも参加をお願いし、笛バカ(敬愛の意味を込めて)3人による「やりすぎ」の演奏。宗亮さんの曲"Indian Rain"で1曲30分にも渡る即興セッションは、お客様にはどうだったのでしょうか!?

一噌さんは、この1曲だけのために笛ケースを両手に抱えてきていました。「それ、全部吹くんですか?」と聞くと、「ええ」と。確かに、2本同時に吹きながら、片方の笛をとっかえひっかえ・・・。角笛、リコーダー、能管など、間近で一噌さんの演奏を見させて頂き、感激でした。
多久さんは普段即興演奏はしないそうですが、色々な奏法をされていて、お客様をびっくりさせていました。

尊敬する偉大な音楽家達と舞台をご一緒させて頂き、刺激になりました。ありがとうございました!

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東京へ(3) 一噌幸弘さんと会う
2009年12月14日 05:10
※12/21~24、有馬温泉で本の執筆に励みます。
メールのお返事はできませんので、緊急のご連絡は携帯電話にお願いします。

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12日土曜日。ライブ本番当日、ギターリストの足立宗亮さんのお陰で、能管の一噌幸弘さんのご自宅に伺うことになりました。一噌さんは、室町時代から代々続く一噌流の笛方であり、フリージャズなどの洋楽も演奏されます。とにかく深く広い活動をされているので、まずはインタビューをご覧ください。

http://www.performingarts.jp/J/art_interview/0512/1.html

僕は大学時代に、一噌さんが山下洋輔さんや坂田明さんらジャズプレーヤーと演奏したCD「東京ダルマガエル」を聴き、大きな衝撃を受けてファンになりました。以降CDを集め、何度かライブを拝見しました。フルートケースには、一噌さんのサインを頂いています。

さて、11時に一噌さんのご自宅の最寄り駅で宗亮さんにピックアップして頂き、ご自宅へ。おそらく広大な敷地に建つ、神社かお寺のような豪邸にお住まいなのだと想像していましたが、意外に普通の住宅街の中にある洋風建築にお住まいでした。大正時代くらいの建築なのだそうです。

10畳ほどの部屋に通して頂き、その部屋でお話しを伺うことができました。部屋には笛がごろごろしています。見たことのないキーのついたリコーダーや、400年前から伝わる能管などを見せて頂きました。

さらりと最近 皇太子さまの前で演奏した時の話などをされるので、ああ、本当に違う世界の方なのだなと感じました。能楽の体現者でありながら、時代の最先端を切り開くアーティスト。歴史に名前を残すような偉大な方と同時代に生きていること、同じ部屋にご一緒し、目の前で演奏を拝見できる喜びを感じます。

そんな日本を代表する音楽家として世界中を相手に演奏活動なさっている一噌さんですが、実はダジャレが大好きで、この日もジョークを飛ばしまくって、宗亮さんの失笑を買っていらっしゃいました。本当に不思議な方です。そんな一噌さんに、僕はジャンルは違えど、多大な影響を受けてきたのでした。

(続く)

日本各地から冬の味覚が続々と
2009年12月13日 07:56
和歌山のみかんのことをブログで何度も絶賛していたら、誕生日の11月21日、和歌山県の今井さんから、みかんをひと箱頂きました!これが、本当に甘くて美味しいのです。ひと箱といえど、すぐに食べきってしまいそうなくらい、食べだしたら止まりません。

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そして、おととい、青森の佐藤ぶんたさんから、りんごをひと箱、頂きました。蜜がつまった大きな甘~いりんご。こんな立派なりんごは、関西ではひと玉数百円もすることでしょう。大感激!

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そして昨日は、広島県の三上さんから牡蠣を頂きました。生でも食べられるむき身が、たっくさん。さっそくポン酢をかけてたくさん、食べました。広島県には長らく行っていませんが、懐かしいなあ~。

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日本各地の冬の味覚を、ありがとうございました!忙しい季節、元気に乗り切ることができます。




良いライブ=恋!
2009年12月12日 11:23
東京では、コンサートをふたつ見てきました。普段は、コンサートを見に行くようなことが余りなく、久しぶりにお客さんの立場を体験。演奏やトークはもちろん、会場の雰囲気や、他のお客さんの反応をじっくり観察し、自分の感情がどう動くのか、よく観察することができました。

開演前のわくわく感。演奏者が出てきたとき、最初の音を聴いたときの感じ。そして、ソロを取っている時の演奏者のかっこ良さ。

僕は音楽家だから、音楽を分析的に聞いてしまう癖があるのですが、良いライブの時は、そんなことはどうでもよくなってしまい、ただ音楽に没入してしまいます。わくわく、ドキドキと心臓が高鳴る・・・。「恋」する時の気持ちに似ている!

こういう感情を感じてもらえるようになりたいな。よいヒントを頂きました。

東京へ (2) 12日(金)リハーサル
2009年12月11日 00:37
12日(金)は、本番1日前にして、初のリハーサル日。

今回のコンサートでは、東京組みのお二人であるチェロの星さん、ピアノの淳子さんとは、遠距離のため、合わせることができません。そこで、選曲とアレンジはあらかじめかっちり決めておき、譜面や音源を入念に用意して、2か月くらい前にお送りしてありました。ヴァイオリンの天澤さんとは関西で3回練習をして、練習を録音したものを東京のお二人へお送りするなど、曲想に開きが出ないようにもしていました。

今回のコンサートは、アイリッシュの即興セッションのようにその場でなんとかする、というものではないため、本来は何度も合わせ稽古をしなくてはいけません。このように事前の準備だけでなんとか作り上げる、というのはまれなことで、特に、僕と初めて合わせる淳子さんは、お忙しいなか練習に時間をたくさん割いてくださり、苦労をかけてしまいました。

練習は、川崎市の淳子さんの家へ。冷たい雨がしとしと降っていました。天澤さんと星さんもここで合流。淳子さんとは、実はお会いするのも初めてだったようです。お互いに何年も知っていたので、そんな気がせず、不思議でした。

リハーサルは、時間が短い中で、さくさくと順調にすすみました。テンポの設定や、合わせ方など細かいポイントもたくさんありましたが、こだわっている時間はないので、翌日までの課題ということにし、ひととおり通して解散。

これで本番を迎えることが信じられませんが、仕方ないです!各人の技術と努力でなんとかしましょう。我々の職人芸の見せどころです。さて、土曜日、どうなることか。つづく。

東京へ (1) スパニッシュコネクションのコンサート
2009年12月10日 22:52
先週の10日木曜日から、東京に演奏旅行に行っていました。コンサートだけで帰るのは余りにもったいないので、今回は前後に日程をあけて、たっぷり楽しんできました。

9日水曜日、フランダース・テイルでの演奏を終えて、23時半頃、大阪駅から夜行バスで出発。往復8000円の夜行バスを使うのは経費削減のためですが、東京での滞在をめいっぱい有意義に使うためでもあります。バスは、安いだけあり、観光バスと同じ4列シート。前には足を伸ばすほどのスペースがないのですが、僕の席は最前列だったため、前に隙間があり、ゆったりできました。車内は遮光カーテンで覆われているため、消灯後は真っ暗になります。女性客のほうが多かったくらいですが、女性はなるべく乗らないほうがいいように思いました。

東京に翌朝8時着。宿の近くにカラオケ店があり、フルートの練習ができました。練習に疲れると、知っている曲をカラオケで流しながらフルートを吹いてたりして遊んでいました。

晩は、コンサートを見に出かけました。以下、携帯で書いた日記です。

◆12月10日(木)開場>19:00 開演>20:00 Spanish Connection with Friends
@GRECO(大塚) 

山手線の大塚駅そばのライブハウス。初めての店なので、開演時間の20時の30分前に着くように出たはずが、乗り換えの日暮里で山手線を反対方向に乗ってしまう。自宅にいる妻に電話でナビしてもらいなんとか開演時間に滑り込み。細い路地を入ると、なんと会場は住宅街にある普通の家の地下スペース。20畳くらいの部屋に、お客さんがぎっしり満席。この狭い会場に、40人はいるだろうか?奥のベンチを詰めてもらい、なんとか席を確保する。

客層は4、50代の男女半々くらい。男性は会社帰りと思われる、スーツ姿の人が目立つ。みんな、ライブ慣れした感じ。居酒屋のように、和気あいあいと温まっている。しばらくして、15分押しでミュージシャンが登場。フラメンコギターの伊藤芳輝さんがMC、今日は結成10周年で、毎月10日に記念ライブをしてきたという。

今月はシリーズ最後なので、ベース、第二バイオリン、ビオラの三名のゲストを加えての、計6人での豪華な編成だ。伊藤さんが何か喋る度にお客さんが反応し、歓声をあげる。まだ音を一音も出していないのに、期待感で盛り上がっている。ミュージシャンのうち5人は、やはり4、50代か。
田中詩織さんというビオラの子は、若くて可愛い...。みな、まったく統一感がないラフな普段着で、楽譜も譜面台にばさっと置いたまま。ベーシストに至っては、譜面を間違えて持ってきてしまい、家から送ってもらったのだそうだ。僕みたいだ(!)。

タブラの吉見さんは、いつものように床に座っての演奏ではなく、椅子に座りスタンドに立てたタブラを演奏。こんな叩き方があったなんて、面白い!複雑のキメが決まったり、ソロの度に大歓声が起きる。みんな、すごいファンなのだろう。

メインのバイオリンの平松さんの音は線の細い感じ。桃子さんというバイオリニストは、本当に艶のある音色を出す...。人の声で歌っているかのようだ。この人はすごい。擦弦三人のタイミングがぴったり合っていたことが、素晴らしかった。

会場のこの感じ...お客さんが、のびのびと自由にくつろぎ、音楽を心から楽しむ状況。これこそ、理想的なライブの雰囲気。

1 曲目はテレ東の番組テーマ曲だったそうだ。ライブの中休みに、隣で盛んに声援を送っていた熱心なファンのおじさんが話しをしてくださったのだが、NHK教育の人形劇「三銃士」の音楽を伊藤さんが担当したので、その曲が多いそうだ。先月は六本木のスイートベイジルという、300人収容するホールを埋めたそうだが、その後のライブハウスでのコンサートは10人くらいだったとか。小さいライブは、リハーサル的に入れるので、あまり宣伝に力を入れないらしい。なるほど、だから毎晩のように、大物のコンサートが少人数で安価で聞けるのか。ファンにとってはうれしいことだ。

また、伊藤さんはスパニッシュコネクションの他に、弦楽四重奏のためにも作曲していて、詩織さんと桃子さんはそのメンバーなのだそうだ。それにしても、すごい作曲の才能だ。
曲が長いので、1ステージでできるのは4曲が精一杯。ソロまわしがあるわけではないのだが、複雑な構成の大曲が多い。タブラが入って、リズム的な遊びがあり、ベースのおかげでフュージョン的な聴きやすさも加わる。外国の民族音楽を聴いていると、日本人のやる外国音楽とは何か、というところに考えが巡ってしまうのだが、スパニッシュコネクションは小難しいこと抜きに楽しめることが人気の秘密なのかも。MCは、短かったが、堅苦しくなく、よかった。ベテランの風格があった。

3回目のステージは、ファン感謝デーということで、全員が仮装して、寸劇をしながら歌を披露。伊藤さんも、桃子さんも、本当に歌が上手。吉見さんは、ギター弾き語りでアリスのものまね。お客さんも拍手喝采、大満足。結局、アンコールも含めて3時間のステージだった。

平日からこんなハイレベルな演奏が見られるなんて、東京はすごい。刺激をたっぷり頂き、帰途についたのだった。





今晩から来週火曜日まで東京に行きます。
2009年12月 9日 14:51
mixiは見られないと思いますので、緊急のご連絡などは、携帯にお願いします♪

090-6673-7791
hatao1121flute@k.vodafone.ne.jp

<Fairy Dance! ケルトの笛の世界 東京公演>

今年初めての東京での演奏を行います。 ヴァイオリン、チェロ、ピアノとともに、12日はスコットランドの古い音楽を中心としたレパートリーを、13日は幅広いケルトの地域からの音楽をお届けします。
皆様どうぞお越しください。

【日時・場所】
12月12日(土)  20:00開演
自由が丘 マルティグラ
電話:03-3722-6892
http://www.jiyugaoka-mardigras.com/

12月13日(日) 13:30開場 14:00開演 
西荻窪 ビストロ・サンジャック
電話 03-3335-8787
http://pomkn.cocolog-nifty.com/
  
【料金】各2500円(ドリンクを別途オーダーお願いします)
    席数が少ないので、事前にお店までご予約ください。

【共演者】天澤天二郎(ヴァイオリン)、沢村淳子(ピアノ)、星衛(チェロ)

<ワークショップ>
様々なケルトの地域から、「簡単で、素敵なメロディ」を紹介し、簡単な装飾音を入れながら合奏を楽しむ講座です。

なお、運指の練習などは省略しますので、初めて参加される方は拙著ティン・ホイッスル教本(ホームページでご紹介しています)で運指を練習してからご参加ください。ティン・ホイッスル、アイリッシュ・フルート、モダン・フルートでご参加頂けます。参加費は3000円です。
サンジャックのコンサートとグループレッスンをセットでお申し込み頂くと、レッスンが500円offになります。

グループレッスン(90分) 12/13(日) 18:00~19:30 

個人レッスン(40分) 12/14(月) 15:00~
※12/13(日)の個人レッスンは定員となりました。

ご予約・お問い合わせは、090-6673-7791(hatao)までお願いいたします。

関東の皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。

カルロス・ヌネス #2
2009年12月 8日 07:58
先日、亡きマイケル・ジャクソンの、ロンドン公演のためのリハーサルの模様を捉えたドキュメンタリー映画"This is it"を見てきました。

世界超一流のミュージシャン、ダンサー、プロデューサーをはじめとしたスタッフ陣の作る舞台のすごさに感動するとともに、人類の歴史に名を残すであろうマイケル・ジャクソンほどの人でも、自分と同じ、一人の人間なのだなあ、と当たり前のような、不思議な感動を覚えたものでした。

自分と、マイケルとの違いは何だろう?もちろん、たくさん挙げることはできるでしょうが、なんといっても「中身」だと考えています。持って生まれたもの、環境によって変化したもの、どのように成長してきたか、など・・・。

フォーク音楽というだけでマーケットが限られているものの、マイケルと並ぶほどの天才的なミュージシャン、カロルス・ヌネス。フランスやスペインのスタジ アムでは、何万人というお客さんを熱狂させています。彼が尊敬し、目標としてきたというチーフテンズですら、かすんでしまう彼のカリスマ性。



自分と彼との違いは何か?彼をアイルランドやスペインの「上手な笛吹き」から突出させている要因は何なのだろうか?考えてみたいテーマです。

カルロス・ヌネス...真のカリスマ!
2009年12月 7日 00:40
スペイン・ガリシア地方の管楽器奏者カルロス・ヌネスを知っていますか。

ガイタ(ガリシアのバグパイプ)、ハイランド・パイプ、ティン・ホイッスル、リコ-ダー、オカリナ、アイリッシュ・フルート、イリアン・パイプスなどマルチに演奏する天才的なプレーヤーです。映画「ゲド戦記」のサウンドトラックにも参加しており、何度も来日しています。

僕がアイリッシュを知った97年にアルバム"Brotherhood of stars"を聴いて以来のファンなのですが、先日、「ガブリエルのオーボエ」のテーマ曲の演奏をyou tubeで見て、本当に素晴らしくて、またハマっています。



CDを聴いていても、説得力、カリスマ性が抜群です。一昨年、びわ湖ホールで見たのですが、聴衆を一体にするすさまじいカリスマ性を発揮していました。

クラシック奏者としても超一流で、
音大でリコーダーを勉強したそうなのですが、この人の演奏するリコーダーは、普通のとは全然別ものなんです。すぐにこの人の演奏、と分かる個性がある、情熱的な演奏。アイリッシュやスコティッシュにも上手な笛吹きや、個性的な笛吹きはたくさんいるのですが、この人は真の芸術家だと思います。

この話題、まだ、続きます・・・。

結婚式で演奏
2009年12月 6日 15:29
友人の妹さんの結婚式で、リッツカールトン大阪で演奏してきました。

リッツは、ビジネス書などでお手本とされているホテルで、実際に建物に入ったのは初めてだったのですが、格調高くて期待通りすばらしかったです。調度品やドアなどのデザインも外国そのものです。
今度、打ち合わせや、ゆっくりとコーヒーを飲みに行ってみたいものです。

式はチャペルウェディング。聖歌隊の声が良かったです。

披露宴では、新婦の、ご両親への手紙のシーンで、涙で言葉が詰まってしまい、ご両親ともに泣いてしまい、大切に育ててこられたんだなあと思うと、こちらもほろっときました。

普段、親に感謝の気持ちを面と向かって伝えることってないですからね。いっそう感謝があふれてきて涙がこみあげてくるのでしょう。

結婚式って、何度行ってもいいものですね。親戚や友達が、暖かい気持ちでお祝いしてくれる。おいしい料理、心のこもったプレゼントにメッセージ。

新郎新婦と参列者との、感謝や幸福という感情のやりとり。結婚式は新郎新婦の2人のあゆみの中でも、最高の瞬間です。

結婚生活がうまくいっていないカップルは、誰かの結婚式に参列したら、結婚したときの気持ちを思いだせるかもしれません。 式をあげないカップルも多いですが、やっぱりお金をかけてでもする方がよいと思いますよ!

シンデレラでもトレンディドラマでも結婚は物語のフィナーレですが、長い人生の中ではゴ-ルではなくてスタートです。交際時代とは違って、ドキドキすることも少ないですし、結婚とは仕事であり生活ですから、新鮮味も薄れ、お互いの素顔を見て、いやな部分も見えてくるし、喧嘩もするでしょう。

江原啓之さんが本で、交際時代は、レストランでたとえるなら綺麗なお店しか見せていないのが、夫婦になると、厨房の奥まで見せられる、ということを書いていました。 良いたとえだと思います。

夫婦は、恋人の延長ではありません。お互いに人生の試練を乗り越え、ともに成長していく旅の仲間です。人生には色々な問題や障害が起こるものですが、すべては成長のために仕組まれた試練だと前向きにとらえて、支えあって歩んでほしいものです。

おめでとう!

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上海に行くかも
2009年12月 5日 08:56
来年の1月23日~ の台湾旅行のチケットを探していて、同料金で2都市周遊可能なものがあり、上海か北京を回れるそうです。せっかくなので、3泊ほどしてみようかと思っています。

北京は昨年行ったので、今回は上海に行ってみるつもりです。

どんな街なのでしょう~。行ったことのある方、旅のお話など聞かせてください!


ガブリエルのオーボエ
2009年12月 4日 08:45
先週、不思議なお仕事の依頼がありました。

音楽事務所からの紹介で、大阪のとあるホテルで、ある人の誕生日パーティのためのサプライズ演出をしたいので、至急、演奏をお願いしたいとのこと。依頼は、1週間くらい前に来たのかな。その日は、チェリストと僕と2人で、奈良県で練習をする予定になっていたので、チェリストを誘って、2人で出演することにしました。

会場に着いてみると、担当だという男性が現れ、誕生会は延期になったので、今日はとりあえず演奏を聞かせてほしい。もし気に入ったら、次回のパーティの時に正式に依頼するので、とおっしゃり、ホテルの、まだ開店していないバーに通されました。そこで、約束の通り20分ほど、その方とその奥様と思われる方のために演奏しました。とても気に入って頂き、出演料もきちんと頂きました。

不思議な依頼でした。どういうことだったのだろう、とあれこれ考えても、よくわからないので、きっと良いことなんだろうと思うことにしました。

演奏の2日前に、音楽事務所を通じてリクエストを聞いたところ、"Mission"という映画のテーマ曲である、「ガブリエルのオーボエ」という曲を頼まれました。この曲のことを知らなかったので、検索してみると、スペインの笛吹きカルロル・ヌニェスが演奏していたことがわかりました。



早速楽譜をインターネットの楽譜サイトで購入し、なんとか演奏したのです。

偶然は、ここから始まります。

今週末、そのチェリストの妹さんの結婚式で演奏するのですが、なんとその式のワンシーンでかかるBGMが、この曲なのです。それは、もう前から決まっていたことだそうですが、誕生会、結婚式両方にそのチェリストが関わっていたというのも、偶然の一致。いつも面白いことが起きるものですね。

ホイッスル・カルテット
2009年12月 3日 15:04
購入したばかりのループマシンを使って、ティン・ホイッスル4重奏の編曲をしてみました。普通、こういうのはMTR(マルチトラック・レコーダー)を使ってするものなので、微妙に使い方が間違っています(笑)。

曲は、クリスマスなので「きよしこのよる」。18日の旧そごう劇場での演奏で、奈未さんと松阪さん、Akiさんにティン・ホイッスルをお願いして、試してみようと思っています。

公開するので、良かったら使ってみてください。

楽譜
http://www.irishflute.info/mp3/Silent_Night_whistle4.pdf

音源
http://www.irishflute.info/mp3/Silent_Night_whistle4.mp3

こうして聴いてみると、リコーダーとあんまり変わらない感じですね。というか、こういう感じのハモり方なら、リコーダーのほうが良いなと思いました。それぞれのパートがホイッスルらしい装飾音をたくさん入れた時にどんなことになるのか...実験したいところですね。

バス・ホイッスルも使ってみたのですが、音程が取りづらいし、寒いからすぐにウィンドウェイがつまるしで、苦労しました。何度も録り直したお陰で、ループ・マシンの使い方には慣れてきました。ライブで実戦投入するには、かなり使い方を考えて練習しておかないと、という感じです。

ある方が、機材もまた楽器とおなじように、習熟が必要です、と言ってくださったのですが、まさにその通りですね。

ループマシンが到着
2009年12月 2日 09:30
一昨年の万笛博覧会で、サンポーニャの岡田さんが自分のサンポーニャの音をループさせて、その上で演奏されていたのを見て、感銘をうけました。岡田さんに聞いて機材を調べてみたのですが、その時は実際に買うという行動には結び付きませんでした。

最近、Jean-Luc Thomasさんのライブ映像を見てから、興味が再燃。ついに買ってしまいました。なお、Jean-Lucさんは、ノートパソコンのソフトで処理しているそうです。そのソフトは、先述のアコーディオン奏者Philippe Olivierさんがプログラムしたそうですよ。すごいですね。

エフェクターとループの区別がよくわからなかったのですが、僕が欲しかったのは、どうやらループだったようです。今回は、岡田さんやギタリストのマイミクさんにアドバイスを頂き、Boss RC-20XLを購入しました。


boss.jpg

普通はギターやベーシストが使う機材なのですが、フルートでも、面白い効果が出そうです。今後、ソロでの演奏も増えることと思いますから、慣れておきたいものです。

これにあわせて、アンプも購入。Roland のキューブ・ストリート(赤)です。乾電池で駆動するので、路上パフォーマンスにも使用可能!再来年の渡米を見越して。

images.jpg

来年機材に慣れてきたら、オクターバー、エフェクターも揃えていきたいですね~。

ループマシンの紹介VTRです。ベースがかっこいいです。

http://www.roland.co.jp/mov/page/RC_duo/performance/index.html?page=1&NB=no

滝で笛を吹く (2)
2009年12月 1日 12:09
11月20日、熊野に到着したその日に、那智の朋子ちゃんに、家の近所にある「陰陽(いんよう)の滝」へと連れて行ってもらった。

駐車場から歩くこと10分ほど。夕刻で、日が暮れかけていたものの、なんとか明るいうちに滝まで着くことができた。ひっそりとした姿ではあるが、 大きな岩がまん中にあり、水をまっぷたつに割っている。ダイナミックな水の動き。見臺さんは、滝には雄滝と雌滝があると言っていたが、これはどちらだろ う?

滝の姿をしばらく眺めた後、1曲演奏をさせてもらった。曲目はアイルランドの歌曲「Stor Mo Chroi(我が心の宝)」。短調で、尺八のような間と、力強さを感じる曲である。翌日に、古澤さんも同席するパーティで演奏するつもりでいた曲。心が落 ち着き、音楽に没入できる瞬間だ。

最終日は、那智の大滝に行った。初めてここへ来たのは2007年の秋のことだった。それまでの人生で見たどの滝よりも大きく、また、神社のご神体 であることもあってか、神秘的だった。その時の気持ちをはっきりと覚えている。ここへは今回で3度目に足を運ぶことになるのだが、今回は2年ぶりに拝観料 を支払って、滝壺のそばまで行くことにした。

すると、なんと、滝つぼには虹がかかっていた。陽の光の具合が良かったのだろう。朋子ちゃんも、虹がかかっているのを見たのは初めてだという。滝に歓迎されているのだと感じた。

ここで、9月にはかなわなかった演奏をさせて頂いた。曲は、"Easter Snow"。アイルランドのスロー・エアーだ。目をつむって耳を澄ましていると、滝の轟音が近づき、自分のまわりを水に囲まれているかのような錯覚に陥る。

明るい日差し。虹。

img_5069.jpg

喜びをこめて吹いた。すると、滝の音程が聞こえてきた。今思えば、理論的にはあるはずもないのだけれど、フルートが滝と調和する音程が感じられた。そして、音があった瞬間、体の中心から喜びがわき出てきた。滝が演奏の背景となるのではなく、滝と調和する演奏。本当に不思議な体験だったが、何かをつかみかけたような気がした。

白神でも、称名滝でも、笛を吹くことができなかった。
それは、余りに素晴らしい自然の中で、人間の存在の余りの小ささを感じたから。
最高の演奏家も、オーケストラも、大自然の中では無力だ。

自然と対峙するのではなく、その一部となり、調和すること。

那智で、自然との関わり方のヒントを得た気がする。



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