僕の生徒さんが勤める大阪のデイケアセンターで演奏してきました。
ことしから、ボランティアを月1回くらいのペースで、積極的にしていこうと思っています。そう思えるようになった理由は2つ。
普段、演奏やレッスンのお仕事をさせて頂いて生活が出来るのは社会が豊かで平和なおかげ。
今後も豊かで平和な社会であり続けられるように、音楽家としての自分が出来る
社会貢献をしようと思ったこと。
もうひとつは、演奏に足を運んでくださるお客様は、社会の中でもごく一部だということ。
普段、演奏を見に行くことがない方には、自分から積極的に足を運んで、聴いて
頂く機会を持つことで、社会のいろいろな層に接して、人生経験を積むため。
ボランティアなので、収入を得ることが目的ではありませんから、共演者に
出演料を支払うことができません。ですので、今日は初めて一人でボランティア。
30分の演奏時間でしたが、生演奏を聴きなれない方が多いと思い、
お話を交えながら、1曲ずつの演奏時間は短めにしました。
以下がプログラムです。
1・赤とんぼ
2・川の流れのように カラオケあり
3.竹田の子守唄
4・庭の千草 カラオケあり
5・ダニーボーイ カラオケあり
6・さとうきび畑 カラオケあり
7・海ゆかば
8・Salley Garden ※生徒さんとの共演、僕はキーボード
9・利用者と合唱 (ふるさと、 蛍の光)
カラオケは、手に入ったものはそれを使い、入らないものは自分でピアノを弾いたものを
録音して作りました。カラオケで演奏するのは初めてですが、いい感じでしたよ。
あっという間の30分間でした。
皆さん、とても喜んでくださっていました。
今日は、終戦記念日も間近ということで、戦争にまつわる曲を2曲。
「さとうきび畑」は「ざわわ、ざわわ・・・」という沖縄戦を歌ったもの。
「海ゆかば」は、戦時中に軍歌として翼賛的に歌われました。
大伴家持作詞・信時潔作曲/昭和12年
海行(ゆ)かば
水漬(みづ)くかばね
山行かば
草むすかばね
大君の
辺(へ)にこそ死なめ
かえりみはせじ
僕は、この曲をスピルバーグ監督の映画「太陽の帝国」で初めて知り、
この曲が歌われた出征のシーンで、先祖たちの勇気に感謝の涙が溢れました。
「海ゆかば」の歌詞は大伴家持が8世紀に書いたものですが、戦況が悪化すると、
ラジオで玉砕を伝える際に必ずこの曲が流れたのだそうです。
悲しいことを思い出させてはいけないと、いっときは演奏することをためらいました。
しかし、今日の平和と繁栄があるのは、目の前のご老人が若かりし日に一生懸命
国を守って下さったから。敬意と平和への祈りを込めて演奏しました。
くちずさんで下さる方もいて、嬉しかったです。
その後、皆さんと一緒に給食を頂いたのですが、89歳の利用者のおばあ様が、
一人暮らしで、韓流ドラマにはまって、自分でDVDを録画して163話も見ている、と
お話されていたのにびっくり。毎朝、娘さんと携帯電話でドラマについて話を
しているんだそうです。
思っていたよりもずっと、元気に、幸せそうに暮らしている方が多くて、
とてもうれしく思いました。
ビバ長寿!