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アイリッシュフルート
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08年9月に行われるイベント・万笛博覧会のサイトです。

アイリッシュフルート&ティンホイッスル・ブック
楽器の研究を紹介する別サイトです。
 
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2008年6月
バスホイッスルの音程調整
2008年6月30日 08:32
まず、お知らせ!
最新の出演情報が、ページ左欄の「ライブスケジュール」からご覧になれるようになりました。どうぞ、見てみてください。
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さて、今度のFairy Danceコンサートで使う予定のバスGホイッスル。ドイツのOverton社が作っている、世界最大のティン・ホイッスルだ。先日スウェーデンの笛吹き ヨーラン・モンソン氏のコンサートで、コントラバス・リコーダーの演奏を聴いて、低音の笛もまた良いなあ...と思っていた。

ところが、この笛は音程がひどい。音程が悪いのは、おそらく作者のColin Goldieですら指が届かずふけないためであろう。電話で、彼がそう語っていたので間違いない。
しかも、大きさの割りに音量が小さく、インパクトがあるのは見た目だけである...。だから、余りライブでは登場することがなかった。

今回は、この楽器のために曲を作り、久しぶりにライブで使うことにしてみた。このままでは使えないので音程の調整をした。

まず、全体の音程が高すぎる。A=450くらいだ。チューナブル(チューニングできる笛)であれば、ジョイントを伸ばせばよいのだけど、それはできないので、歌口に金属パテでカバーを成形することで音程を下げる。これはオカリナ奏者に習った手法である。

金属パテは、本来エクステリアの金属部分の補修に使うもので、ホームセンターで手に入る。粘土のようなものを貼り付けると、時間とともにカチカチに硬くなるのだ。固まったものは、カッターナイフで削り取れるので、音程の微調整をする。

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次に、個別の音程を調整するために、高い音程の指穴を埋める。

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以前は指穴もパテで埋めていたのだけど、埋めた部分が盛り上がり、きちんと押さえるのが困難になってしまっていた。そこ で、100均(ダイソー)で買えるアルミ板を購入、これをハサミでカットし、貼り付けたところ、非常に抑えやすく、また調整もしやすいことを発見。ただ し、しっかり貼り付けないと息漏れするので注意。

このように、無理やり音程を下げると、音色が悪くなるし、オクターブのバランスも崩れるので、あとは息の加減であわせたり、クロスフィンガリングを考えた りして対応する。例えば、2オクターブ目のミ(D管で言うところのB)などは、普通は●○○|○○○でよいものが、●○○|●●●で吹くことになる。演奏 が余計難しくなってしまうのだ...。が、まけじとこの笛を吹くことにする。

東京にも持って行きますので、どうぞお楽しみに!

こんなうさぎって...
2008年6月29日 17:36
我が家の「さくら」ちゃんの寝姿です。こんなうさぎって!?
飼い主(妻)に似たんだろうか・・・。

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すこしあいてしまいましたが、3日分まとめて更新しました。昨日の記事は「有馬温泉」のこと、おとといの記事は「家庭菜園」についてです。よろしければ、カレンダーまたは下のリンクからたどってご覧ください!

有馬温泉
2008年6月28日 17:39
有馬温泉「御所坊」さんに泊まりで演奏してきました。今回は、御所別所という新しい別館の完成記念も兼ねた演奏です。共演は天澤天二郎、みわご夫妻(Vl)、樋口可奈さん(Vc)で、アイリッシュ、イングリッシュなどの弦楽編成のものを演奏しました。

とあるサイトで、バグパイプ付きの弦楽編成の楽譜をたくさん入手しました。イングリッシュの曲集なのですが、途中にフーガがあったり、私には新鮮でした。今回は演奏しませんでしたが、練習してみて、とても楽しかったです。11/29のfieldでのコンサートで演奏したいと思っていますので、お楽しみに!

演奏終了後の晩は、家をまるごと借り切った宿にて、朝の4時まで練習をしました。めいっぱい弾けるのも、有馬ならでは。毎回の楽しみです。御所坊さん、ありがとうございました!

写真は、宿で乗ることができるロンドンタクシーにて。
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庭の千草
2008年6月27日 17:28
庭の野菜が育ってきました。今朝はキュウリを1本、ラディッシュを4本、水菜を4株収穫。

庭、といっても、洗濯ものを干すことができるくらいの狭い庭。去年の秋から、妻と一緒に時々暇を見つけては耕しました。小石だらけだったので、フルイにかけて、春に肥料をまぜこんで、種を撒きました。自家製野菜はとっても楽しくて、おいしいです♪

ししとうが鈴生りです。
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さっそく食べられている野菜...


新作CD出ました "Brand new melodies"のご紹介
2008年6月26日 17:11

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私が全面的に参加したCDが、今日から発売となりました。タイトルは"Brand New Melodied"。古楽器やケルト系の楽器を扱うアーリー・ミュージック・プロジェクトの代表・吉原正巳さんがプロデュース、吉原さんの弦楽器、僕のアイリッシュ・フルートとティン・ホイッスルの他にイリアン・パイプスの松阪 健さんによる演奏が収録されています。

ありそうで無いメロディを作ることがコンセプトのひとつで、8トラック全て吉原さんのオリジナル。ユニークなアルバムに仕上がっています。詳細は、こちらのページでご覧ください。曲の一部が楽譜でダウンロードできます。

購入希望の方には、1500円で販売しています。メールフォームからお問い合わせください。

ポッドキャスト 海
2008年6月25日 16:02

Craic "how is the Craic?" 

ポッドキャスト 桜ピア
2008年6月25日 16:00

Craic "how is the Craic?" 
桜ピア

ポッドキャスト 夏のワルツ
2008年6月25日 15:58

Craic "how is the Craic?" 
夏のワルツ

ポッドキャスト TV set
2008年6月25日 15:57

Craic "how is the Craic?" 
TV set

ポッドキャスト humour set
2008年6月25日 15:55

Craic "how is the Craic?" 
humour set

ポッドキャスト Autumn Sunset
2008年6月25日 15:54

Butter Dogs " SKY "より
Autumn Sunset

ポッドキャスト Water Dead
2008年6月25日 15:52

Butter Dogs " SKY " より
Water Dead

ポッドキャスト Sky
2008年6月25日 15:46

Butter Dogs " SKY " より
Sky

バロックの練習
2008年6月25日 01:26
今日は、バロックのレッスンを受けてきた。

習い始めて半年経ち、運指やトリルの指遣いに少しずつなじんできたのを感じる。依然として、F#(低くなる)やE(高くなる)のピッチを取るのがが難しいけれど...。

バロックとアイリッシュは共通点が多いと感じたことが習うきっかけとなったけれども、いざその世界に入ってみると、何が似ていると感じたのか良く説明できなくなってしまった。というか、違うことばかりだ!

使う楽器(トラヴェルソとアイリッシュ・フルート)は確かに似ている。運指も似ている。フラットマン(フィンガー・ヴィブラート)を使うことも似ている。ダンス音楽であることも似ている。そういう細かい点では似ていることはあるけど、音楽は全然違う。

前に、違う音楽を習うことは、違う言語を習うことに似ていると書いたことがあるけど、まるで単語がちょっとだけ似ている英語とフランス語の関係みたいだ。

が、こうして違いが分かってきたことも、喜ぶべきことかもしれない。今、勉強していることはきっと役に立つのだ。がんばるぞ。

ほかに、月曜日に見たヨーラン・モンソン氏の公演など、書きたいテーマはいっぱいあるんだけど、時間が限られているので、今日はこのあたりで・・・

Fナチュラルをめぐる問題について
2008年6月24日 22:57
キー付きアイリッシュ・フルートは、全ての半音を演奏できるし、どの調も演奏することができます。しかし、いくらキーが付いているからといっても、音によっては極端につながりの悪い物があります。それを補うべく、機能的なキー・システムを持つ「モダン・フルート」が誕生したのですから・・・。

例えば3オクターブ目の運指は替え指が限られるために、音のつながりが悪いものが多いです。低音~中音域では、Fナチュラルをめぐるつながりの悪さがあります。今日はこのお話をします。

Fナチュラルには、2つのキーが取り付けられています。どちらのキーを使っても、同じ音程のFナチュラルを得ることができます。
Fkey.gif
このような音形の場合は、どちらを使用しても問題はありませんので、使い慣れた運指を使います。
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しかし、それぞれのキーには得て不得手なフレーズがあります。

ショートFは、右手中指を使うので操作しやすい代わりに、DからFに行く際にEを経由するため、下記のようなフレーズでは、ロングFを使わねばなりません。
longf.jpg

一方、左手小指で操作するロングFは、同じく左手小指を使うG#キーとのつながりが悪いため、このようなフレーズではショートFを使います。
shortf.jpg

さて、困ったのはその前後につながりの悪い音が存在するケースです。
例えばこんなフレーズ。
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この場合は、最初のFはロングを使用し、小指を滑らせてG#キーに着地させ、帰りはショートFで戻るという風に対応しますが、トリッキーであることは確かです。

さて、このパターンではないものの、今、とてもトリッキ-な曲にとりかかっています。

"Tommy 's Darbukas"という、bが二つ付くフィドル曲を録音するために練習しているのです。後半の最後の2小節が、非常に難しいので、キー付きフルートを所有している方は一度、トライしてみてください。

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Bernard Overton 死去
2008年6月23日 17:16
イングランドのホイッスル・メーカー Bernard Overtonが先週、死去したそうです。
http://chiffboard.mati.ca/viewtopic.php?p=796638#796638

Overtonはロー・ホイッスルの元祖として世界的に有名なメーカーです。僕も4本所有しています。
78歳で亡くなったとのことですが、その直前までホイッスルを作り続けていたそうです。現在は、弟子のColin Goldieが、ドイツで生産を続けています。

Barnard Overtonの功績を、このサイトでも讃えたいと思います。

ローホイッスルについて、私の執筆した記事を転載します。
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低音のティン・ホイッスルは17世紀からブリテン諸島で使われていたという記述がありますが、現在の文脈で語られるロー・ホイッスルは1960年代にイングランドのバーナード・オーヴァートンBernard Overtonによって作られ始めました。

アイルランドで広く知られている「ロンサム・ボートマン」という曲の作曲者で、60年代からフォークシーンで活躍していたイリアン・パイプス、ティン・ホイッスル奏者のフィンバー・フュレー Finbar Fureyは、70年代初め頃、インドの竹の横笛を使ってロンサム・ボートマンを演奏していました。

ぼろぼろだったその笛はある時ついに壊れてしまい、知人のバーナードに修理を依頼することにしました。バーナードは修理する代わりに金属でG管のティン・ホイッスルを作り、フィンバーにプレゼントしました。フィンバーはこれをとても気に入り、より低音の出る楽器を求め、ローD管の製作を依頼しました。

フィンバーは当時とても人気のあるミュージシャンでしたので、ステージ上で彼の演奏する長いホイッスルは誰が作ったのか、という問い合わせが殺到し、たくさんの注文を請けたバーナ-ドは仕事を辞めて専業のティン・ホイッスルメーカーになる決意をしたそうです。

オーヴァートン社では現在でもロー・ホイッスルメーカーの元祖として絶大な人気を持っており、高音域から低音域まで幅広いティン・ホイッスルを販売しています。
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今日の練習の感想
2008年6月22日 22:05
今日は千里カルチャー講座のあと、自宅にてゆっくり休み、夕方から練習。昨日は帰宅が夜遅く、今朝は7時には起きたので、疲れが残っていたのだ。

練習では、7月のコンサートで使うティン・ホイッスルやアイリッシュ・フルートをひとさらい。それぞれの感想。

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☆アイリッシュ・ピッコロ
 2オクターブ目の発音が困難。特に、タンギングを前歯の裏ですると、音が3オクターブ目に裏返ることがある。舌先を使いながら、硬口蓋の真ん中あたりでタンギングするとよろしい感じだ。アイリッシュ・フルートから即座に持ち替えるときに、アンブシュアが対応しきれないことがあるので、ここは要練習。

☆バス・ホイッスル
 7月のコンサートで使うかどうか迷っている。インパクトはあるけど音が地味だし、持ち運びが面倒なので、普段は録音以外あまり出番がないのが残念なところ。発音が濁っていたので、ウィンドウェイを掃除したら綺麗になった。部分的に音程が悪いので、パテで指穴を埋めてチューニングする必要がある。コンサートで使う候補の曲が、クロス・フィンガリングが必要なので、何度かメロディを練習。

☆トラヴェルソ
 テレマンのデュエット・ソナタを練習。トゥルトゥル...のタンギングが上手くいって嬉しい!もっともっと流暢にアーティキュレーションがつけられるように練習したい。

☆H.Grenser 7鍵フルート
 好調。基本的にはクラシック用の音の小さなフルートだけど、アイリッシュの演奏で使っても全く問題なし。弦楽編成の音の小さなバンドだとこちらの方が溶け込むかもしれない。

☆Rudall & Rose
 届いたときからなのだけど、キーの穴に油が固着していて、キーをあけると音がする(タンポがはがれるときのペリッという音)。これまで何度かアルコールと綿棒でふき取る掃除をしたのだが、今日も掃除をしたところ、音がしなくなった。音色は最高。本当に、この楽器を手に入れられた幸運に感謝。

☆Thomas Aebi アイリッシュ・フルート
 今日は余り出番が無かったけど、メインの楽器なので基礎練習をしっかりせねば...。

7月のコンサートでは、フルートを6本、ティン・ホイッスルを6本使う予定です。どうぞお楽しみに!

コントラダンス京都に参加して
2008年6月21日 08:27
京都のコントラダンスに、妻と初めて行ってきました。先月fieldでミュージシャンを募集していたので、気軽に行く、と返事をしたらなんと、僕の名前入りのフライヤーまで作ってくださっていて。雨だから行こうか迷ったけど、行かなかったら大変なことになっていたなあ。

教会の講堂で、30名近くの人が集まり、大きなダンスの輪が出来ました。

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コーラー(ダンスの動作を指示する人)の話を聴いて・・・

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音楽に合わせて踊ります。ミュージシャンは、僕だけだったのですが、ステップが難しくてなかなか先に進まず、かえって1人でよかったかもしれません。

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ダンスの間は、みんなで持ち寄ったおかずで、晩ご飯です。いろんな年齢・職業の方が集まるところはアイリッシュ・セット・ダンスと同じ。アメリカのオールドタイム音楽のフィドル弾き、BOSCOさんのお話が聞けて楽しかったです。今日は楽器を持っていなかったのですが、fieldでセッションをしているそうなので、いつか行ってみたいなあ。

コントラダンスでは、ミュージシャンを募集しています。どなたか、一緒に英国系ダンス音楽を弾きませんか?(アイリッシュも可です)
毎月第三土曜日 17:30~21:00 京都 高野教会 にて、参加費500円+持ち寄りの食べ物

です。

その後は、アイリッシュ・パブfieldのセッションに参加してきました。今日は、ダブリンからイーファさんというイリアン・パイプス奏者が来ていて、参加者もレベルが高く盛り上がりました。上手な人が多いセッションは、楽しいなあ。

you tubeから
2008年6月20日 11:32

エディンバラで活躍するアイリッシュ・フルート奏者Nuala Kennedyのビデオがありましたので、紹介します。これは、新作ソロアルバム"New Shoes"からの曲ですね。

演奏は若者らしく現代風なのですが、すご~く独特な感性が光っていて、僕はファンです!





Nuala Kennedy - flute
Clare MAnn - flute
Mario Caribe - bass
Colin Steele - trumpet
Julian Sutton - melodeon
Troy McGillivray - piano
Cathal McConnell - voice
Marc CLement - guitar
Donald HAy - percussion

それから、フルートとバウロンの面白い演奏があったので、紹介します。フルートはモダン・フルートです。


ライバル
2008年6月19日 22:25
昨日~明日までは自宅レッスンがほとんど入っておらず、久しぶりに家でゆっくりできる期間。

昨日は、多忙のため遅れていた19年度分の確定申告を、税務署に提出してきた。すでに領収書や源泉徴収表や控除の書類は集めていたので、合計試算表を作って、記入しただけ。これだけの作業なら、2時間もあれば終わるはずなのに、慣れないためか苦手意識があって、ずっとほっておいてしまっていたのだ...。その足で、今年分のまだ請求の来ていない市・県民税を、1年分すべて前納してきた。税金をちゃんと支払うと(所得税は還付されるのだけど)、すっきりする。

今日は朝から床屋さんに行って、髪をさっぱり切ってもらった。隣町である伊丹の初めて行く床屋さんで、感じがよかったのだ。もちろん、満足!

その後、歯医者さんに行って、2回分の歯石除去をしてもらう。特に虫歯はないのだけど、この10年間親知らずを抜いた時以外は歯医者に行った記憶が無いので、今後のためにもこの機会に虫歯予防をしてもらうのだ。歯を綺麗に磨いていますね、とほめてもらった。そりゃそうだ、毎食後と朝晩に1日5回も磨いているのだから・・・。歯はフルート奏者の宝物です。

今日は練習や、気になっていた曲の採譜もできて、とても充実していた・・・。
明日は万笛博覧会の仕事を詰めてやるつもり。

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本文とは関係ないけれど、戦前生まれのティン・ホイッスルの生徒さんが授業に持ってきてくださった高校時代の教科書。校閲は山田耕作!アイルランドのメロディとして「ミンストレル・ボーイ」が収録されていました。

昨晩インターネットで色々と調べ物をしていて、バロック時代の音楽家どうしのライバル関係のことなどを読む。ライバル・・・僕には考えもつかない。誰かから一方的に意識されているな、と感じることはある。自意識過剰かもしれないけれど・・・。

もちろん、同業者の笛吹きの方もいっぱいいるし、他のジャンルでは僕と同世代でものすごく上手い人や、メジャーで活躍している人もたくさんいる。しかし、当然ながら競わなければライバルになりようがない。競うというのは、同じ土俵で何かを比べるときだけだろう。同じ土俵とは、コンクールくらいしか思いつかない。幸い、僕のやっている音楽はコンクールとは殆ど無関係でいられる。

人それぞれに、得意と不得意があり、もって生まれた資質と使命がある。だから、競いようがないと思う。だいたい、一生で演奏しきれるかどうかという量の膨大な名曲の数々があり、この一生でやりたいことリストはぎっしり埋まっている。いま一番したいのは、家でゆっくりしながら、楽譜集を次々に吹いていきたいこと。時間が惜しくて、しかたがない・・・。それなのに、誰が何をしているかをいちいち気にはしていられない。

もっとも、それが敵対的なライバルではなく、仲の良い競争相手ということなら、ぜひともほしいところだけれど・・・それでは「仲間」になってしまうな。

アイリッシュとバロック
2008年6月18日 01:06
不定期に執筆する「バロックとアイリッシュ」についての考察。

昨日のトラヴェルソ・レッスンに続いて、今日はバロック・アンサンブル「トリーヌ」の練習があったので、連続してバロック関連の話題に触れます。
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チェンバロと多鍵トラヴェルソ

今日の練習が終わってから、自分の演奏を録音したMDを聴きながら帰りました。先日の大森さんとのアイリッシュ・ライブでの録音を聴き、音色が柔らかくニュアンスが多彩になったなあ...と驚きました。

トラヴェルソを習い始めて半年経ちました。アイリッシュ・フルートのほうが忙しく、トラヴェルソに十分な練習時間が取れませんが、半年で勉強になったことはたくさんあります。なかでも、「重要な音とそうでない音」のことや、「タンギング」について学べたことは、新鮮でした。ケルトの笛に約10年取り組んできた今、このタイミングでトラヴェルソを吹き始めバロック音楽を習い始めた自分の選択は正しかったのだと感じています。

何かの音楽を経験してからアイルランド音楽にたどり着く奏者はたくさんいます。フィドルであれば、一番多いのはクラシック音楽、ついでブルーグラスやカントリーでしょうか。ティン・ホイッスルは、古楽のリコーダー出身の方が多いように感じます。その点、フルートは他のジャンルを経験してから、という人が少ないように思います。大半はティン・ホイッスル経験者でしょう。

クラシック音楽のヴァイオリンからフィドルへ、という道筋はある程度、的を得ているように思います。音程の取り方やボウイングの基礎は、クラシックでしっかり習うほうが確実でしょう。ただし、どっぷりクラシックに漬かりすぎたヴァイオリン奏者の弾くダンス曲は、滑稽な感じがします。クラシックは基礎を固める程度が良いでしょう。

リコーダーからティン・ホイッスルへ、というのも的を得ています。タンギングのテクニックや装飾音については、生かせる部分が大きいでしょう。

しかし我がアイリッシュ・フルートとなると、モダン・フルートからの乗り換えは困難です。運指の違い、鳴らし方など、適応するのに苦労することでしょう。日本のアイリッシュ・フルート奏者にモダン・フルート出身者が少ないのは、この為ではないでしょうか。

そこで、一番近いのはトラヴェルソではないかと感じています。トラヴェルソ奏者からアイリッシュ・フルート奏者へ、というのは、かなり現実的でしょう。実際、運指ばかりではなく奏法的にも共通点が多いのです。ただ、私は日本にいながらそういう例を見たことはありません。

今、私はアイリッシュ・フルートからトラヴェルソへ、という流れをたどっていますが、将来的にはバロックとフォークのバイリンガル奏者となり、相互の特徴を生かした演奏をする予定です。

そして、もう少しでScottish Smallpipesが到着します。バグパイプは、ケルトの笛にとっては模範とすべき楽器。アイルランドでもスコットランドでも、バグパイプ音楽というのは他の器楽とは一線を画した、ある意味高尚な芸術ジャンルを確立しています。

トラヴェルソと同様に、こちらへのアプローチもまた、アイリッシュ・フルートの演奏に確実に良い影響が出るものと確信をしています。

10、20年後の自分の成長がとってもとっても楽しみです!!

トラヴェルソのこと
2008年6月17日 10:53
月に2回、トラヴェルソでバロック音楽を習いに行っています。トラヴェルソとは、アイリッシュ・フルートに似た木の横笛で、17世紀~19世紀にかけてヨーロッパで演奏されていた古楽器です。

アイリッシュ・フルートとの違いは、キーが1つついただけのフルートで、全ての半音階が出せる点。半音階にはクロス・フィンガリングという運指を使うのですが、小さな指穴がそれを可能にしています。反面、音量が小さく、また、運指表どおりでは適切な音程を得るのが難しいため、息やアンブシュアで音程を調整しながら吹かねばなりません。

今取り組んでいるのは、テレマンのフルート・ソナタ(デュエット)。6つの組曲のうち2つはクリア?し、3つ目にかかっています。次にはボワモルティエの「55のフルート小品」にかかります。バロック・フルートの王道フランスものです!いや、楽しみです。

トラヴェルソの運指にはだいぶなじんできましたが、今度はタンギングが課題です。アイリッシュ・フルートやティン・ホイッスルでは使う子音はT(トゥ),K(ク)あたりでしょうか。バロックではKのタンギングは使わず、Lを使い、トゥルトゥル...とダブルタンギングします。さまざまなニュアンスを駆使して、喋るように演奏が出来たらどれほど素敵かと思います。

タンギングといえば、苦い思い出が。

去年の2月にニュージーランドで参加した、Boxwood festival。
隔年に開催され、アイリッシュ・フルート奏者のChris Norman氏が、さまざまなジャンルのゲスト奏者を講師に招く1週間の小さな音楽祭。20名くらいの参加者が、湖畔の2つのコテージで寝食をともにしながら学びます。最後には皆が家族のように仲良くなり、音楽以外でも楽しいことがたくさんありました。

去年のバロック・フルート講師だった、ロンドンの世界的トラヴェルソ奏者Rachel Browne女史の講義でのことです。テレマンの無伴奏ファンタジーが課題に出されたのですが、当時は自分のトラヴェルソを持っていなかったので、日本の知人からお借りし、出国直前にテレマンの楽譜を手に入れて参加しました。

なんとか吹けそうな1曲を練習して講義に出たのですが、Rachelから「そのタンギングは、何ですか!」と指摘されてしまいました。そう、当時はすべての音を「トゥ」で切っていたのです。

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Rachel 氏の講義の様子。(右側の女性)

来年のBoxwood NewZealandのスケジュールが出ました。
ゲスト陣はまだ発表されていませんが、今から参加するのをとても楽しみにしています。
その頃には、タンギングが上手くなっていたいなあ...。

2008年6月16日 09:15
土曜日に見たコンサートの感想の続きを書きます。

尺八で現代音楽を演奏するというのは奇抜なことではなく、何十年と行われてきたことです。洋楽の形式を取り入れた曲を演奏したり、和楽器がオーケストラと共演することあり、尺八でクラシックやジャズを演奏することもあります。

もちろん、尺八は5個の指孔が開いただけの笛なので、西洋フルートほどの機動性を得ることは難しく、ハンディはありますが、フルートでは得られない尺八ならではの音色や表現技法を取り入れた演奏が魅力的な場合もあります(そうでない場合も、もちろんあります)。
先日の「シリンクス」など、尺八古典本曲の要素が取り入れられていて、素晴らしかったです。

中国笛(笛子...ディイズと読む)でも、こういった取り組みは積極的に行われています。中国民族楽器だけでのオーケストラで笛子協奏曲を演奏したり、西洋フルートで演奏される難しい曲(トルコ行進曲、ヴェニスの謝肉祭など)を6個の指孔が空いただけの笛子で演奏することもあります。

ひるがえって、わがアイリッシュ・フルートやティン・ホイッスルでは、こういった取り組みをしている演奏家を見ることはありません。一部、チーフテンズのアイリッシュ・フルート奏者Matt Molloyは、チーフテンズとしてオーケストラやほかのジャンルとの共演を精力的に行っていますが、演奏内容はあくまでもアイリッシュの伝統曲です。

アイリッシュ・フルートでほかのジャンルに取り組むことは可能なのでしょうか。
もちろんアイリッシュ・フルートは19世紀のフルートなので、19世紀までクラシック音楽であれば問題なく演奏できます。しかし、それはクラシック音楽演奏家の活動の範疇です。復元演奏に陥ることなくケルトの表現技法を生かした演奏をすることは、必ずできるはずでしょう。少なくとも近・現代フルート音楽を演奏するのに、尺八よりはずっと有利であろうと思います。

アイルランドのダンス音楽やエアーはこの上なく魅力的ですが、ひとつのジャンルを突き詰めて演奏していては、多くの聴衆を獲得できないのは、ジャズであれクラシックであれ邦楽であれ同じことです。先日ご一緒させて頂いた和太鼓奏者の一路さんも、オーケストラとの共演を積極的にされてきました。一部の邦楽演奏家のように、ルーツや自分の表現方法を見失うことなく、ジャンルの壁をまたいでアイリッシュ・フルートの可能性を世に訴える演奏を、僕はしていきたいと改めて思いました。

そこで、藤原道三氏の演奏していたヴィラ=ロボス作「ジェット・ホイッスル」を吹いてみましたが、無調的・高音域ばかりの作品で、尺八でこれを演奏することがどれほど難しいのかを思い知りました。この曲は、いつか取り上げてみたいです。

古川展生(チェロ) & 藤原道三(尺八)
2008年6月15日 00:30
京都府立府民ホール アルティに、妻と「古川展生 チェロリサイタル Alone ~そして二人」を聴きにいってきました。久しぶりのコンサートです。共演は尺八/藤原道三。

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彼らは「古武道」というバンドで去年メジャーからデビューし、活躍しています。クラシック・チェロ、ポップスのピアノ、邦楽の尺八というコラボレーションで、私もCDを買いました。

古武道は、シンセサイザーも使ったポップス的な楽曲や、尺八を取り入れたクラシック、チェロが入った邦楽など、まさにそれぞれのフィールドを生かした楽曲が特徴です。それぞれ非常に演奏能力が高く、注目しておりました。

今日は2人での演奏とのことですが、この手の少人数の演奏ではシンセサイザーのカラオケをバックに...というコンサートを見たことがあり、がっかりさせられたことがありました。まさか、そんなことはないよね、と祈りつつ開演を迎えます。ホールには400人くらいのお客さんが入っていました。

前半は2人で各2曲ずつソロを演奏。なんと、今日の演目はほとんどが現代音楽ばかりだったのです。古川氏は長唄三味線風をチェロで模した「文楽」でぐっと和風な演奏を聞かせてくれたかと思うと、道三氏はシリンクスで、西洋フルートかと思うほどの見事なソロを、尺八のよさを損なうことなく聞かせてくれた。二人とも、さすがすばらしい。

後半では、ヴィラ=ロボスの「フルートとチェロのためのジェットホイッスル」を演奏。なんとこの曲、つい2日前に最近ご一緒頂いているチェリストさんに譜面を渡されたばかりなのでした。なんの曲だろう・・・と思ってまだ練習していなかったのですが、まさか今日聴けるとは、なんという偶然。ヴィラ=ロボスは、「ブラジル風バッハ」を書いた人ですね。

演奏はフルートの高音域ばかりを使った1st movement、ダイナミックな終楽章と、非常に面白かったです。半音階で3オクターブのスケールを駆け上がったり、ただでさえ難しそうなこの曲を尺八で吹くのは相当なものだ・・・と感心。しかし、時々3オクターブ目でミストーンを多発していたのは、惜しかった。

ヘンデルの曲は、ヴァリエーションを交互に展開するという編曲ですが、これまた良かったです。二人の妙技を存分に楽しみました。今日のコンサート中、ほとんど唯一、調性とリズムがはっきりしている曲でしたので、お客さん(ほとんどが年配)の反応も良かったようです。

以下が曲目。
ソッリマ/アローン,
黛 俊朗/文楽 ~チェロ独奏のための,
諸井 誠/竹五章,
ドビュッシー/シランクス,
間宮芳生/K10 ~尺八とチェロのための
ヴィラ=ロボス/ジェット・ホイッスル 
ヘンデル(ハルボルセン編曲)/バッサカリア

今日は、良い意味で期待を裏切られ、とても刺激を受けました。まず、日ごろは「古武道」というポップフィールドで人気のある2人が、実際のコンサートでは現代音楽ばかり取り上げた点。その徹底振りは、本当にやりたい方向はこちらなのではないかと邪推してしまうくらいでした。

そして、尺八とチェロのためにかかれた邦楽現代曲があったという発見。また、尺八でここまでの演奏ができるのか、ということを改めて知ったこと。

これは、きっとアイリッシュ・フルートの演奏にも生かせそうです。2人のポップ方面の活動も見てみたいものです。

気になる楽譜②スコッチ古典関係
2008年6月14日 06:19
2日まとめて書いてしまいました。昨日の記事をごらんになりたい方は、ページ下欄の「 最近の投稿」からたどってください。

今日は、スコットランド民謡のなかでも、やや新しい18~19世紀の楽譜集を紹介します。

まずはフィドラーで作曲家でもあったDaniel Dow(1732-1783)による
Collection of Ancient Scots Music for the (Violin), Harpsichord or German Fluteです。

German fluteというのは、当時トラヴェルソと区別して呼ばれていた多鍵式フルートのことで、まさしく今で言う「アイリッシュ・フルート」なのです。非常に気になります。

こちらでは、19世紀に出版されたスコットランドの曲集が、ハードカバーとソフトカバーの2つで入手できます。

The Athole Collection
The Glen Collection
The Mackintosh Collections
The Marshall Collections
Highland Collections
など。

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気になる楽譜①スコッチバロック関係
2008年6月13日 05:55
日本では全くと言ってよいほど知られていないジャンルですが、僕が興味を持っている音楽関係の楽譜を紹介していきます。全て海外からの取り寄せになりますが、同じ趣味を共有してくれる人がいたらいいなあ!

今日はスコッチバロック関連。

まずは、スコットランドのJames Oswald。彼は後期バロック時代に活躍した作・編曲家で、スコットランド民謡の特徴を生かした作風でした。また、多数の民謡の編曲を行いました。
彼は、四季のアリアと題された100以上の小品からなる曲集を発表しています。

四季のアリア扉絵
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そのほとんどは、こちらで入手可能です。PDFダウンロードなら1曲1$程度で購入でき、かなり安いです。楽譜は、バロックの通奏低音譜のものと、現代譜(+補助的数字譜)の2つのヴァージョンがあります。

ほか、Oswaldの収集したスコットランド曲集として、
47scottish tunesや、Collection of curious Scots Tunes (London c.1742)の楽譜も販売されています。

1740年代に出版されたCaledonian Pocket Companionという12冊からなる曲集は、CD-ROMになって発売されています。
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また、こちらのページでは、16世紀のスコットランド歌曲や、18世紀のスコットランド室内楽などの楽譜が販売されており、McGibonなどの有名なスコッチバロック作曲家の楽譜が購入できます。

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秋葉原事件に思う
2008年6月12日 02:24
今日は音楽に関係のないことです、すみません。

秋葉原の「通り魔」事件で、容疑者の掲示板(日記)が明らかになり、連日マスコミで報道されている。僕は今回の事件には、大きな関心を寄せている。

犯罪には、犯人なりの動機や背景がある。ほとんどの事件は、事情が明らかになっても一般的には理解されにくいものだ。しかし今回の事件に関しては、ネットでは「自分と同じだ」などと同情や共感をするコメントも多い。

容疑者の犯行そのものは、被害が最大限に大きくなるように用意周到に計画され、冷静な判断力で実行されたもので凶悪極まりなく、被害者の無念さや苦痛を思うと、同情の余地は全くない。しかしその背景として、容疑者が孤独や閉塞感で満たされたことが犯行の引き金となったと考えられる。
そんな容疑者と同じような状況で、同じような不安を抱えている若者は膨大な数がいると思われる。つまり、こういった犯罪は今後ますます増加する予感がしている。

もちろん、凶行に及んだ容疑者が許されるわけではない。
が、容疑者だけの問題として片付けられる問題ではない。

たとえば、容疑者は「彼女がいない」「顔が不細工」であることを根深くコンプレックスに持っていた。

世の中、マスコミをはじめ、広告も商品もすべてが即物的で、うんざりすることがある。街を歩いたり、テレビをつけて飛び込んでくる情報は、お金や、快楽(なかでも努力や苦労がなく、すぐ手に入るもの)や、道楽のことばかりだ。

年収、学歴、年齢、正社員か臨時雇用か、戸建かマンションか、結婚しているかしていないか、子供がいるかいないか、などで何でも「勝ち・負け」の尺度で測ろうとする短絡的な思考が蔓延している。そうやって、人をカテゴライズして、その「カテゴリーらしさ」を押し付ける。これは、新時代のカースト制度ではないのか、と思う。

人間はもっと多面的な存在だし、誰しも得手があれば不得手もある。何の良いところも無い人間なんて、いない。なのに、1点にだけスポットをあてて、切り捨ててしまう安直さは危険だ。そうやって疎外された人間が社会を恨み逆襲を考えることは、無いとは言えないのではないか。

今回の犯行を受けて、ネットで犯行予告が行われたから、犯行予告を検知し、犯罪予防に役立てようという試みが検討されているそうだ。また、ネットの匿名性を危険視し、ライセンス制にしようという考えもあるようだ。それで問題は解決すると思っているのだろうか。より、犯罪予備軍が「潜伏」してしまいそうな気がしている。

ずばり、同世代人として派遣・請負労働は非常に問題だと思っている。現代は収入格差はもちろん、将来に希望が持てなくなる「希望格差」社会だといわれる。

自分もまた、就職活動をしたから共感する部分があるが、今の若者は非常に不安定な立場におかれている。新卒で正社員になり損ねたり、一度病気などで正社員から外れてしまうと、それより良い環境で仕事に就くことは困難で、待っているのは派遣やアルバイトである。

一度不安定雇用に身をおくと、正社員に戻ることは難しい。不安定雇用である限りは専門性も見に付かず、年齢ばかりが上がっていってしまう。そうやって、働く意欲はあるのに派遣やアルバイトをしている若者が何百万人といる。

もちろん、ガッツや才能のある人間は、どんな時代のどんな環境であっても、やっていけるだろう。しかし、世の中強い人間もいれば、弱い人間もいる。弱い人間を社会から疎外し、生きづらくしてはいないだろうか。

そんな状況なのに、移民1000万人を労働者として確保する、という構想もあるそうだ。弱い日本人はのたれ死んでしまえ、といわんばかりだ。人も社会ももっと優しさがあってもいいのではないか。

このような事件を繰り返さぬように、社会から誰も疎外しない方法を、疎外された人を救済する方法を、考えていかなければならないと思う。

勉強の本③
2008年6月11日 11:15
ティン・ホイッスルの教本を執筆するにあたり、世に出ているティン・ホイッスルやアイリッシュ・フルートに関する本は可能な限り取り寄せて、読みました。中には薄っぺらく中身の無い本もたくさんあったけど、これは、と思える本もいくつかありました。

一番は、先日もご紹介したGrey Larsenの本ですが、ほかに面白かったのは、
The Clarke Tin Whistle: Deluxe Edition by Bill Ochs  です。

アメリカの著者による本のようですが、アイルランドだけではなく、イングランド、アメリカ、スコットランドなどの、普通はティン・ホイッスルでは演奏しない民謡の曲も含まれていて、アイルランドものではあまりすることのない、二重奏の楽譜も収録されています。また、装飾音についてのページもなかなか充実しています。模範演奏CDつき。もし今回出版する教本が好評であれば、一般の方にも親しみやすいティン・ホイッスル用の曲集も企画したいなと思っています。

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ほかにアイリッシュ・フルートでよかった本は、JUNE McCORMACK: FLIUIT - IRISH FLUTE TUTORIALです。
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先ほどのBill Ochsに比べると、著者が本格的な演奏家なので、付属CDが非常に優れています。これだけでも結構買う価値があるかと思います。また、アイルランドのスライゴー地方の演奏家なので、スライゴーのフルート曲に特化したレパートリーとなっています。残念な点は、装飾音についての解説が余り的確ではない点と、装飾音をつける場所の根拠がよくわからない点。また、ブレスの場所が休符として書き込まれているので、ほかの場所でブレスすることの可能性をせばめてしまっているように思えます。日本では売っていないのですが、僕は著者に直接注文して購入しました。

海外でも、ティン・ホイッスルの教本は、まだ十分なものが出ているとは思えません。いつかは翻訳されて海外でも僕の教本が発売されることを夢見ています...。

舞鶴に日帰り演奏旅行
2008年6月10日 01:05
太陽堂さんという舞鶴でチェーン展開しているドラッグストアの創業102周年記念パーティで演奏して
きました。共演はヴァイオリンの天澤さんと、ブズーキの赤澤さん。名前が似ているなあ。
午後に京都に集合、車で高速道路を飛ばして2時間強でした。会場は、新しくできたホテルマーレたかた。海のすぐそばです。

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結婚式なんかで使いそうな大ホールでの演奏。会場について、すぐにリハーサル。今日の演目はアイリッシュ、スコティッシュ、イングリッシュ、オリジナルなど10セット。50分くらいのステージです。ティン・ホイッスル、アイリッシュ・フルート、アイリッシュ・ピッコロを使いました。

リハが済んだら、控え室で待機。普段やりなれているアイリッシュの曲を半音下げたり上げたりして、無理なキーでセッションして遊んでいました。DbやAbは難しいですね~。

本番の会場では、ドラッグストアということで、有名な製薬会社のMRさんがいっぱい座っています。50社はあろうか、という感じでした。お客様は200名くらいでしょうか。

演奏中は会場がにぎやかだったことと司会用マイクを使っていたこともあり、きちんと聞こえたのか心配ではありましたが、大いに盛り上がりました。中でも、スコティッシュの"Clossin to the Minch"というリールでは、コーダの部分でヴァイオリンの天澤さんにカデンツァを弾いてもらいました。モーツァルトなんかでよくあるパターンですが、伴奏がピタっと止み、フリーリズムで即興的に音階を駆け上がるフレーズは、とってもカッコ良かったです-^^-

演奏が終わると、僕らも席に加えていただき、食事を頂きました。ウーロン茶で乾杯。
舞鶴でブラスバンドをしているという社員さんが、熱心に感動したことを伝えて下さいました。こういう宴会はついついお喋りに夢中になってしまうものですが、聴いてくださる方がいるというのは光栄なことです。

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宴もたけなわ、カラオケ大会が始まりました。太陽堂社長から部長、店長、製薬MRさんや県庁職員さんまで参加して盛り上がります。その間に僕らの席にMRさんがやってきて、ビールを注ごうとしてくださいましたが、3人とも全く飲まないのですよ。ウーロン茶をついでもらいました。

こういうサラリーマンの宴会っていうのは、僕にとっては非常に新鮮です。仕事のつきあいですから飲んでいても気を抜けないでしょうし、ライバル会社なんかもいたりするのでしょうが、みんなハメをはずして楽しそうでしたよ。

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CDを10枚持っていったのですが、なんと太陽堂さんがすべて買い上げてくださり、ビンゴ大会の景品にしてくださいました。非常に嬉しかったです!!もうすぐScottish Smallpipesが届くので、お財布が薄くなるところだったのですよ。テーブルには、さすがドラッグストア。胃薬の試供品がありました。

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楽しく続く宴会に後ろ髪を引かれつつも、会場を後にし、帰途につきます。帰宅したのは午前1時。
楽しかったです!

企業パーティでの演奏は喜んでお引き受けします!

勉強の本②
2008年6月 9日 23:44
昨日は楽理のお話をしたけど、もうちょっと勉強の話をひっぱってみたい。

音楽家にとって、楽譜の読み書きはとっても大事。これはジャンルや楽器を問わず、音楽で仕事をしようと思うのなら必須と言ってもよいかもしれない。

邦楽の世界では邦楽独自の記譜法があるし(尺八のロツレチリ、数字譜など)、アフリカの太鼓音楽などはそもそも楽譜が存在しなかったりもする。その世界の専門家として仕事が成り立つのならそれでも良いでしょう。でも狭い日本では、それだけで職業が成立することは難しいので、色々なジャンルの人と色々なことをしなければならない。その時に、楽譜の読み書きという共通言語がなければ、とても苦労することが多そうだ。これは、英語が母国語ではない国へ旅行して、現地人と英語で通じ合えることの便利さに似ているかもしれない。

そんなわけで、音楽をされる方には、最低限の読譜力を見につけることを、お勧めします。

僕の場合は、色々な方とご一緒する機会が増え、短時間のうちにある程度のレベルまで仕上げなければならない場合に、楽譜が非常に役に立っている。リハの回数が少ない場合は、楽譜さえしっかりしていれば本番はなんとかなるケースも多い(もちろん、それだけでは完全ではないのは言うまでもありません)。

僕が音楽を始めた頃は手書きをコピーしてバンドメンバーに渡したものだったのだけど、手書きでは読みづらかったり、時間がかかったり、大変だった。コピー機すら無かった昔は、オーケストラ部の新入生の仕事は先輩の楽譜の写本作業だったという。交響曲を1曲書き写す労力のすさまじさは、想像に難くない。

僕が愛用している楽譜ソフトは、Finale。使い方に慣れさえずれば、とても速く綺麗に楽譜が作れる。このソフトがあればどんな楽譜も書けるといわれているが、マニュアルが不十分なのでよく分からない機能が多い。そんなわけで、先日Finaleのガイドブックを買ってきた。さらに速く、確実な楽譜入力に役立てたいものです。

勉強の本①
2008年6月 8日 23:26
最近、ティン・ホイッスルやアイリッシュ・フルートの講座で、音楽理論や、理論書や学校では教えない音楽の基礎についてお話をすることが多い。

学校教育以外で音楽を習った経験の無い方は、楽譜に対する恐怖がある方が多く、小学校で習うような音名や音符からお話をする。僕も高校までは音楽を殆どしてこなかった後発組なので、そういう方の気持ちがよくわかる。ほかに、合奏のコツや、音楽上達の秘訣などもお話をする。

アイリッシュには音楽理論など知らなくても構わない、という向きもあるだろう。そうなのかもしれない。故人となったアイルランドの片田舎のマスター達が、音楽理論に長けていたとは想像できない。しかし現代となっては、最低限の理論を知っていると、音楽の体系的な認知が可能になり、知識だけではなく演奏も自由になると思う。

僕はそういった音楽理論を、大学の1年生でジャズを学んでいたときに学んだ。これは、本当に役に立っている。

アイリッシュを理解する上で重要なのは、モード(旋法)についての知識と、コードについての知識だ。特にコードは、即興的なヴァリエーションを作ったり、伴奏を考える上では欠かせない。

この辺の知識は、音楽大学の楽理でもちょっとは習うけれど、そこまで立ち入ったことは習わないそうだ(複数の音大卒生の生徒さんからの情報では)。

そんなわけで、ポピュラー音楽の楽理を勉強することをお勧めする。

僕がお勧めするのは、篠田元一氏の実践コードワーク

僕が大学の時に勉強に使っていた本だ。理論編ではスケール、コード、モードなどひととおりの基礎を勉強できる。もう一冊のアレンジ編は、DTMやオーケストラなどの編曲をしたい人向けなので、アイリッシュには必要ないと思われる。ぜひ、チェックされたし。

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パブ・ライブ
2008年6月 7日 08:18
金曜日、土曜日はパブライブでした。(これは6/8の日曜日に執筆しています)

金曜日はブズーキの赤澤さんと、カプリシカで。結構長くご一緒させてもらっているので、その場その場で好きに演奏してしまいました。普段はあまりしないスタイルですが、ついつい赤澤さんだとついてきてくれるのが嬉しくて、脱線してしまいます。

ところで、3連管アイリッシュ・フルートを作って、ライブで使ってみました。D調、G調、ピッコロD調になっています。即座の持ち替えが可能で、どの笛を吹くときも指がつらいということはありませんがが、問題点をひとつ発見。ピッコロを演奏時に、息の抜け道が真ん中の竹G管に遮られてしまい、高音域の発音が難しいのです。最悪の場合、全然鳴らないこともあります。訓練で改善できると期待しています。

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土曜日は、珍しく夙川のWexford Tavernでピーターと演奏。20:30から24時まで、かなり長く演奏していました。終電を逃してしまったので、送ってもらいました。

木曜日は、新地へ移転し新しくなったテンプルバーで、フィドルの大森ヒデノリさんとご一緒させて頂けることになりました。珍しくあちこちのパブで弾けて嬉しいです♪

レッスンなど
2008年6月 6日 19:11
今日はレッスンが4件と、カプリシカのライブ。

1件のレッスンは1時間強だけれど、連続するとさすがにハード!教えるのは大好きなので、もっとしたいところですが、クオリティを維持できるのは5件程度かなと思っています。

知り合いの先生の中には午前中から23時くらいまで、一日10件もつめこむ人もいます。生徒さんとの都合が合わなければそんなに詰め込むことはできないので、人気なんだなあと感心。彼は自分のバンドがあり、そちらが忙しいので、レッスンの日は週に2日のみ、と決めているそうです。

教本を書いていることからもわかるように、僕は教えることをとても重要視しています。教本を書いた動機のひとつは、自分で教えることのできる数には限度がある、というものでした。

音楽家によっては、「今はライブだけでは食べていけないから、レッスンもしなきゃね...」と、教えることに引け目?と感じている人もいます。確かに音楽教師は、ライブ中心に活動するミュージシャンからは「レッスンプロ」などと揶揄されることもあります。でも、「ライブで食べられないからレッスンで...」という態度では生徒さんに失礼ですよね。

音楽家にはいろいろなタイプがあります。とくに天才肌の演奏家は教えるのが下手ということも聞きますし、教師に向く向かないは確実にありますね。僕は結構分析するタイプなので、レッスン中は「なぜこうするのか」「こうするとどう良いのか」を分かりやすく説明することを心がけています。
教える側にも慣れやモチベーション、テクニックが求められるのだとつくづく思いますし、勉強は常に欠かせません。

習う側は思ってもいないことでしょうが、生徒のモチベーションは先生のモチベ-ションに大きく影響を与えます。全然やる気がない生徒さんにやる気をださせようとするのは、非常にエネルギーがいるものです。レッスンは、生徒さんと先生の双方の協力のしあいで、良くなるものです!

生徒さんが、レッスンでの模範演奏を撮影していらっしゃったので、こちらでも紹介します。曲は"Butterfly"。装飾音を少なめに演奏しています。

新規受講生はいつでも募集中ですので、ぜひお問い合わせください

和太鼓とアイリッシュ・フルート
2008年6月 5日 20:01
朝8時に新三田で一路さんと集合。そのまま「ゆりの木小学校」へ向かいます。
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体育館での公演。横断幕を作ってくださっていました。第一回目の低学年の部が9時半からなので、急いでリハーサル。直前までキメが合わせられず、ひやひやさせてしまったことでしょう...。本番では、なんとか曲を吹き通し、一応格好は付きましたが、かなり反省点・改善点が見つかりました。

楽器は、連管アイリッシュ・フルートと、ソロでティン・ホイッスル。アイリッシュ・フルートは尺八のように、アイリッシュ・ピッコロは能管のように響き、自分でも斬新でした。また、今回はリズムを合わせるのを重視したため、メロディがほとんど即興になってしまいましたが、書き込んでいけば、さらに良い曲になることでしょう。

もっともっと合わせれば、絶対いいものが出来る、という確信も持てました。大太鼓ソロでは、ひとつの太鼓からいろいろな音色が出てきて、とても一人で演奏しているとは思えない迫力と繊細さがありました。今回は、妻も一緒に1曲だけ吹かせていただきました。妻と舞台で共演するのは初めてかもしれません。

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小学生からお礼を伝えられ、花束を頂きました。とても綺麗です!高学年の部でも頂いたので、すごい量になりました。花は大好きなので、いくらあっても歓迎です!
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午後は、5年生のワークショップの時間。これから全3回で、ひとつの曲練習するのだそうです。一路さんは、この小学校のために3曲を書き下ろししたそうで、ひとつひとつの公演に傾ける情熱と努力はすばらしいと感動しました。小学生の生き生きした姿に、とても元気をもらいました。

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すべてが終わり、和太鼓の撤収です。また、トラックに積み込むのですが太鼓の量がハンパではありません。PTAや先生、児童の協力で、スムーズに終了しました。大太鼓(500kgもあるんです!)をリフトを使って積み込む様子は圧巻です。

初めての和太鼓との本番は、とても楽しく、かつスリリングで、たくさんの新しい経験をさせていただきました。ゆりの木小学校の皆様、一路さんと奥様、ありがとうございました!
次は7月の津島神社の本番。それまでに、たくさん稽古を積んで、さらに良い舞台を目指します。


太鼓搬入、飲み会...
2008年6月 4日 01:23
みなさん、こんばんは。ブログのリニューアル後、カウンターを設置して頂いたのですが、数えていると1日200ビューもカウンターが回っているようです。多くは僕が知らない方だと思うのですが、毎日見てくださっている方には、本当にありがたい思いがします。また、更新できない日があると、そういう方を思えば、たまらなくそわそわするものです。

さて今日は、兵庫県の三田市に行ってきました。和太鼓奏者・時勝矢一路さんと明日、ゆりの木小学校で公演をするので、リハーサルと学校への太鼓搬入のためです。

いかんせん未踏のジャンルなだけに慣れない部分が多く、正直なところ和太鼓のなんたるかなど全然把握できていない状態ですが、好奇心と勇気でこの世界につっこんでいきます。もともと明日の公演は一路さんご夫妻だけの予定でしたが、7月の津島神社の本番の前に、せめて1つは舞台を踏んでおきたいので、と頼み込んで出演させて頂く事になりました。

さて、明日は4曲で笛を吹きます。連結アイリッシュ・フルート(ちゃんと名前をつけねばなるまい...Combo Irish Fluteとかにしようかしら)を吹きます。

曲の中で、「観流」という一路さんのオリジナルは、笛と太鼓とのかけあいがあったり、笛の即興演奏パートがあったり、難しいキメがあったりと、まさに荒々しい川の流れのようです。何度もキメをはずしたりしましたが、仕上がれば演目の目玉となることでしょう。って、明日が本番なのですが!

練習後はトラックに太鼓を満載させて、小学校へ移動。PTAのお母さんたちに手伝ってもらいながら体育館に搬入しました。

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これでもまだ半分。大太鼓が来ていませんね。児童50人が一度に体験できる量を持ち込むのだそうで、一路さんにとっても未経験のことだそうです。

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いやあ、やっぱり一路さんは何をするにも、スケールがでかいぞ。

今日は紫蘇の苗と、採りたてのタケノコ、フキを貰って帰りました。紫蘇はさっそく庭に植え替えました。きっと、大きく育つことでしょう!

晩は、アンサンブル・トリーヌの会食(飲み会?)。来年2月のフェニックスホール公演に向けて、ナレーターを担当してくださるフリーアナウンサーの高野さんを交えて、梅田の、コンサート会場となるフェニックスホールそばのポルトガルレストランで。

ポルトガル料理は、初めて食べたけれど、魚介が満載でおいしかった!店長もシェフもポルトガル人のようです。トイレには、ファド歌手の松田美緒のコンサート予定のポスターが。ここに今月、来るらしい。美緒は僕のサークルの後輩。僕もがんばらねば!

ところで、去年秋に一切お酒を飲まなくなってから、飲み会で持て余してしまう僕です。最近、毎回のライブの打ち上げでも同じような思いを募らせています。

複数人と喋るのは全く得意ではありません。それに、誰かが一生懸命喋っているのに、タイミングを見計らって話に参加するのは僕にはどんなリズムの難しい曲を吹くことよりも難しいのです。

無理にしゃべくりって自己主張するとすごーく疲れてしまいます。こういう性格は、昔から問題あるなあと思って、改善を試みてきたのですが、10年やって無理だったので、もう諦観に達してしまいました。本当に、笛とか動物とか植物とか温泉とか、自分の守備範囲以外のことになると、極端にぶっきらぼうになる困り者です。それなのに、1対1とか、メールとか、ブログとかでは社交的になってしまうので、一般の人には理解しづらい性格だと思う。

無理やり自分の短所を変えるのはやめて、長所を伸ばしたほうが、ずっといいなと、思うのですよ。
無口な人間=つまらん奴、と切り捨てる人はそれでもいいのさ。そういう僕の性格を理解してくれたり、面白がってくれる人だってきっといると思うし。

これから一生お酒は飲むつもりがないので、飲み会でもてあましたときの対処法を考えねば...。コップで2オクターブの曲を吹く練習をするとか...ね。それはいくらなんでも皆さんに失礼か。

帰宅して、シャワー浴びてウサギの世話をしたら、この時間に。東京出張前からメールを頂いている方の一部に、お返事がきちんと返せていません。遅くなりまして、本当にすみません。明日は本番後に時間があるかと思われます。もうしばらくお待ちくださいませ。

和太鼓とアイリッシュ・フルートという、前代未聞のコラボレーションの結果は、また、レポートします!

東京最終日 6/3の続き
2008年6月 3日 07:39
16時に西荻窪のプロキオン・スタジオにうかがう予定なので、それに合わせて北千住を出る。ここはいくつもの地下鉄やJRが交差する乗り換えポイントでもあり、交通が便利だ。

2時間ほど、レイアウト上のこまかいことや、販路について打ち合わせる。そして、やっとの原稿提出!!まだ発売元が決まっていないので、どういう経路で流通するのかまだわからないけれど、現在のところ、大手出版社のいくつかは難色を示しているのだそうだ。出版社に持ち込むと、編集で内容がバッサリ カット...ということもあり得る。それは本意ではないので、あくまでも編集権はこちらにあることが大切、ということを代表の光田さんと確認。

あまりにも条件が辛かったらamazonとネットショップ、手売での販売になるかもしれない。どんな形であれ、もう僕の手を離れたのだ。1年以上執筆にかかっていたから、本当に疲れてしまった。あとは組版(レイアウト)を待つのみ、だ。

プロキオン・スタジオを出たのは18時。今晩は23時東京発の夜行バスなので、結構時間がある。7月の下見をかねて中目黒の楽屋に行こうかと思ったけど、余りにも荷物が重いので、今回は諦めた。駅そばの中華料理屋でラーメンセットを食べ、これを晩御飯とする。その後ネットカフェに行き、今晩ライブをしてそうなところを片っ端からチェック。しかし、どこも僕の興味のあるライブはやっていない。やはり月曜日だしなあ~。

と、「吉祥寺マンダラ2」で、ギターの鬼怒さん、ヴァイオリンの勝井さんのライブがあるではないか。
しかも吉祥寺は西荻窪の隣である。急いで向かうと、ライブハウスに着いたところで、僕の見間違いであることがわかった。僕は、昨日のスケジュールを見ていたのだ。

それにしても昨日はヴァイオリニストが熱い夜だった。壷井さん率いるKBBのコンサート、勝井さんのコンサート、太田恵資さんのコンサートがそれぞれ都内で行われていたようだ。知っていたら、絶対KBBを見に行ったのに・・・!またの機会を狙おう。

もうすることがなくなったので、東京駅へ。喫茶店に入り、3時間、読書に浸る。今回読んでいたのは、Grey LarsenのEssensial guide to Irish Flute and Tin Whistleである。もう5年ほど前に発売されて、何度も読み返しているけど、この分野にかけては史上最高の教則本である。

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教則本というか、研究書といったほうが良いかもしれない。すでにある程度演奏できる人でないと、実用するには難解かもしれないが、500ページもあり、考えうることを全て網羅している。特に装飾音についての記述は出色である。

今回の教本には、大いに参考にさせていただいた。出来ることならばこの本の完全日本語訳を出版したくらいだけど、いかんせんマニアックすぎて、まだ時代ではないと思う。いつか、きっと・・・。
アイリッシュ・フルートやティン・ホイッスルに真剣な人は、ぜひ購入してください。これほどの情報量で4000円くらいは、ありえないお得感です。

さて、夜行バスに乗って、大阪へ移動。消灯後、僕の席の後ろにあるトイレからタバコの匂いがするのに参ってしまった。マナーの悪い喫煙者よ、もう、いい加減にしてくれ!と思う。しばらくは煙たくて気が立ったけど、ぐっすり眠ってしまった。

東京レポートはこれで終わり。東京は刺激的な街だ・・・いつも楽しい。東京で仕事をすることは、ゆくゆく考えていきたいと思う。次に上京するのは7月のFairy Danceになります。

きのうの日記を見たい方は、右欄のカレンダーをクリックするか、この下の記事タイトルから読みたい記事を選択してください。

東京最終日
2008年6月 2日 07:06
今日は今回の東京最終日。

夕方に原稿の締切があるので、図書館で執筆をしようと思っていたが、なんと月曜日はほとんどの図書館が休みであることがわかった。インターネットで調べたところ、北千住の図書館は開いているらしい、ということがわかる。北千住は、南千住から一駅。やった!

出発前に、荷物を置いて腹ごしらえに出かける。山谷は、労働者の町、ドヤ街とはいえ、スーパーもあればコンビニもある。きっと食事を出すところもたくさんあるはずだ。

外に出てみてわかったのだけど、今回のホテルは、山谷のおじさん達が集まる中心部にあったのだ。すぐ裏には交番がある。ここは、60年代のデモで警官隊と労働者が衝突した「山谷暴動」の舞台となったところだ。

交番のそばには酒屋があるが、自販機が2台、破壊されていた。
いつ、誰がやったのかは分からないけど、このまま放置しておくのはあまりよくないです・・・
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すぐそばの教会は焼けていた。ここの近くの教会では、「希望の家」という建物があり
炊き出しが行われている。

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そばの商店街「いろは会」は、シャッター閉まりまくりで、なんというか、匂いがすごい。オシッコの匂いとタバコの匂い。シャッターの前で昼から呑んでるおじさんも多い。

そんな中で、定食屋を見つけた!迷わず入ると、フィリピン人?のおばさんが、出迎えてくれた。A定食500円を注文。トン汁とコロッケ、納豆がおかず。カラシが大盛りでおかしかったけど、おなかいっぱい食べた!
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食後に1ブロック歩くと、すぐに吉原へ。ここは江戸時代から遊郭として栄えたところ。今でも歓楽街が広がっている。すでに住所としての吉原はないそうだが、交差点の名前に残っていた。
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山谷は確実に変わりつつある。これから20年もしたら、外国人移民の街になっている気がする...。

昔泊まった南泉荘という宿は、1泊900円だった。いわゆるドミトリーだ(そんなにいいものじゃないけど)。400人を収容できる施設で、多くの労働者が泊まっていた。それも取り壊されマンションになってしまったそうだ。ネットでは、一般の人は絶対に泊まらないように!などと書かれていたりもするけど、そこまで怖がるほどのことは全然ない。ここに泊まったあの一晩は格別だった。もう泊まれなくなってしまったのは、なんだか寂しい。

ホテルを出て、北千住へ。この街には初めて来たけど、たった一駅でこれほど違うのかというくらい、栄えていてちょっとまぶしかった。荷物を曳きながら足立区中央図書館へ。駅から15分は歩いただろうか。大きな図書館だ。

たしかに今日は開館していたんだけど、職員に聞いたらノートPC用の電源は提供していないとのこと!え~!ここまで来たのに。残念。

仕方なしに駅まで戻る。スターバックスでもあれば、電源付きの席があるかもしれない、と思ったけど、残念ながら見つからなかった。やむをえずネットカフェへ。東京のネットカフェは安い。ここは1時間200円である。「足を伸ばしてゆっくり寝れる・毛布貸し出しあり」などと書かれていて、ここは宿泊施設なのか!?と思ってしまう。そりゃあ住む人も出るよ。

狭~いブースで3時間執筆。全席喫煙なので、煙たくて仕方が無い。ここで煙を吸って、甘い炭酸ジュースばかり飲んでいたら、病気になるよ。僕はウーロン茶ばかり飲んでいた。

・・・・つぎにつづく。

打ち合わせと、またもや飛び入り
2008年6月 1日 00:38
今日は、午前中に中野でリヴァーダンサー・TAKAさんと7月13日の楽屋コンサートに向けての初打ち合わせ。ざっくりと、踊って頂けそうな候補曲をリストアップし、どんな舞台にするのかを話しあう。
実はTAKAさんとは一昨年、一度だけ舞台でご一緒させて頂いただけで、お互いに未知の部分が大きいのです。

今回のコンセプトは、伝統音楽やダンスをもとにしつつも、あえてそこをアピールするのではなく、音楽やダンスの楽しさや、一体感を作れるステージ作りを狙っています。きっと、画期的なコンサートになることでしょう!実に充実した時間でした。

その後、ドリンクバーで粘りながら、本の執筆続き。いよいよ明日提出です。

夕方に西荻窪「ビストロ・サンジャック」でめがね~ずのコンサートに飛び入り。今回はフィドルの山下さん、バウロンのトシとともに5人での舞台でした。たまたま、レパートリーの大半に参加できることが判明。前半ステージから、ほとんどの曲に参加させて頂きました。ピッコロも試せて、良かったです。

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サンジャックさんでは、7月の本番を目前に、出演が実現してしまいました。関係諸氏に感謝いたします。いま、おとといと同じ山谷の宿に帰り、日記を書いています。このあたりは、ここ数年で雰囲気がだいぶ変わった気がしています。おっちゃんたちも少なくなりました...山谷の雰囲気は好きなので、寂しいです。

明日は朝から図書館に行き、夕方に原稿を出しにいきます。

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